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金正恩政権下で「処刑、粛清された」主な党・政府・軍幹部のリスト

辺真一のマル秘レポート
\\\ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ///           辺 真一メールマガジン        マ┃ ル┃ 秘┃ レ┃ ポ┃ ―┃ ト┃         ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛              2023.08.26 Vol.343          [毎月5,15,25日発行+号外あり] /// ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ \\\  北朝鮮は金正恩(キム・ジョンウン)総書記が「今度こそは成功させよ」とハッパを掛けていた軍事偵察衛星の発射に前回に発射に続き、またもや失敗してしまった。  約3か月前の前回(5月31日)の失敗時は「衛星打ち上げの準備を、責任を持って推進した活動家らの無責任にある」と国家宇宙開発局幹部らを含め担当者らを叱責していたが、連続失敗となると、誰かに責任を負わさなければならない。地位の降格や左遷程度で済めば良いが、国家威信の失墜、金総書記の面子が潰れたことで地方への追放や粛清などより過酷な処分も考えられなくもない。  粛清の対象は何も偵察衛星発射分野に限ったものではない。経済分野にまで及ぶものとみられる。というのも、水害対策を誤ったことから穀倉地帯の平安南道で水稲を冠水させてしまったことに金総書記が「党中央(金総書記を指す)の呼び掛けに呼吸を合わせることを知らない政治的未熟児、警鐘を警鐘に受け止めることを知らない知的障害児、人民の生命・財産の安全に顔を背ける官僚の輩、党と革命に対して担った責務に不誠実な者らを絶対に許すことができない」と激怒し、「責任ある機関と当事者を探し出して党的、法的に厳しく問責し、厳格に処罰せよ」 と命じていたからである。  特に党序列NO.2の金徳訓(キム・ドククン)総理を槍玉にあげ、「国の経済司令部を導く総理らしくなく、人民の生活に責任を持った主人らしくない思考と行動には遺憾を禁じえない。内閣総理の無責任な活動態度と思想観点を党的に深く検討する必要がある」と発言していたことから金総理をはじめ朱哲圭(チュ・チョルギュ)副総理兼農業相らの首が飛ぶのは確実である。  それだけでなく、金総書記が「内閣が指令を下すことしか知らない指令部署、通報部署のようになったのは国家経済事業と経済機関に対する党政策的および党的指導を受け持った党中央委員会の責任も大きい」と発言していることから労働党書紀、部長、副部長ら担当幹部らも「粛清」の対象となるであろう。そこで、参考資料としてこれまで金正恩政権下で処刑された、あるいは粛清された党及び軍幹部らのリストを掲載する。 「処刑」 ▲金哲(キム・チョル)人民武力部(現国防省)副部長(中将) 2012年1月処刑 ※処刑は金哲中将が最高司令部所属の康平遠将校らと故金正日(キム・ジョンイル)前総書記の哀悼期間中に飲酒したことが原因と言われている。 ▲李龍河(リ・ヨンハ)党行政部第一副部長 

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