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【痛くない死に方 2023年第34号】ソックリ!HPVワクチン被害とコロナワクチン被害

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2023/08/26
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2023年 第34号 【長尾和宏の痛くない死に方】 長尾和宏です。お盆も過ぎて、8月もあっというまにもう終わり。 それでもまだまだ暑い日が続きます。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。 僕は、フーテンになって初めての夏。今まで経験しなかった時間の過ごし方をしています。 何せ医者になってから65歳まで、夏休みという概念すら、なかったもので。 そして今週は「薬害」のために、丸々2日間、時間をつかいました。 1度めは、8月22日「HPVワクチン訴訟裁判」の傍聴のため。 あれ? 長尾はコロナワクチン以外も反対だったの!? と疑問に思われる読者の方々も いるかもしれません。 しかし僕は、現に、HPVワクチン接種後、酷い後遺症になっている人を何人も診てきてい ました。彼女らのことを、推進派の医師やジャーナリストたちは、単なる精神的なもの、と 片づけて「クララ症候群」と揶揄したりしました。 (アルプスの少女ハイジに出てくる車いすの女の子の名前です) 実際に後遺症を見たことがない人たちが、思春期特有の精神症状と片付け、あたかも詐病 とでも言いたげな表現をしているのを見かけるたびに腸が煮えくり返る思い。 僕は、コロナワクチンの前から一貫して、HPVワクチンには反対の立場です。 だって、実際に患者さんを診ているから。 HPVワクチンは、HPV(ヒトパピローマウイルス)感染を予防することによって、 少女たちが将来かかるリスクのある子宮頸がんの発症を予防しよう、という目的で始まり ました。我が国では2009年10月にグラクソ・スミスクライン社のサーバリックスが、 そして2011年7月にMSD社のガーダシルが承認されました。その後、2020年8月 には、MSD社のシルガード9が承認。 そして、接種後、著しい健康被害を訴えている原告らが受けたのは、サーバリックスもしく は、ガーダシルということです。 HPVワクチン被害者の少女たちの症状も、とても多岐にわたるものです。 全身倦怠感、力が入らない、激しい頭痛や関節痛、しびれ、嗅覚や味覚の障害や、視覚異常、 体が勝手に動く不随意運動や歩行失調、力が入らないといった運動系の著しい障害。 月経異常や学習障害、記憶障害……その多くはコロナワクチン後遺症とも重なります。 時間の経過とともに、複数の症状が出たり、時とともに症状が変化していくところも似て います。そして、その治療法が未だ確立されていないところもそっくり。 接種を機に、学校に行けなくなった少女たち。進学も恋愛も諦めた少女たち。 そんな絶望の中にいる少女たちに、詐病を疑う専門家たち。あまりにも心のない行動です。 HPVワクチン後遺症問題は、まるで、コロナワクチン後遺症の近未来のことなのです。 さらにHPVワクチンがコロナワクチンとよく似ているのは、まったく新しいワクチンで、 治験が十分になされないままGOが出た、チャレンジングな試みだった、ということ。 HPVワクチンの本体は、ウイルスのDNAではなく、そのDNAを包む「カプシド」と いうタンパク質を、遺伝子組換えによって再現したウイルス様粒子(VLP)と呼ばれるもの なのです。このVLPは、それ自体が抗原としてHPVの抗体を誘導する性質を持ちます。

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  • 長尾和宏の「痛くない死に方」
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