「単純接触の原理」 を中心とした 「ザイアンスの法則」 は次の通りですが、これはぜひ覚えておきたい法則なのです。
1、人は、知らない人には、攻撃的、批判的、冷淡に接する。
2、 人は、会えば会うほど好意をもつ。
3、 人は、相手の人間的側面を知った時、より強い好意をもつ。
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神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる
第61回(2023年8月28日号)
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みなさま、こんにちは!
「衰退ニッポンの暗黒地図」をお届けするマネーアナリストの神樹兵輔(かみき・へいすけ)です。
今回は、前回に引き続き「ビジネスに役立つ! 認知バイアスで人を動かす方法!」がテーマです。
前回と今回は、いつもの内容とはちょっと趣向を変え、心理学における認知バイアスのいくつかのケースをお伝えしていきます。
ところで、前回の復習になりますが、皆様は「認知バイアス」とは何か、ご存じでしょうか。
まず「認知」とは、人が外界の事象を知覚し、それが何かを判断したり、解釈する過程のこと――を意味します。
そして、バイアスとは、傾きや偏りを意味しますから、したがって「認知バイアス」とは、「脳の偏った思い込みや決めつけ」を表わすわけです。
私たちは、さまざまな過去の知見や経験によって、物事を論理的に、冷静に判断しているつもりでも、さまざまな「バイアス」によって、歪んだり誤ったりしたままで知覚することがあるのです。これが「認知バイアス」です。
これによって、人の思考や行動も影響を受け、偏りが生じてくるわけです。
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ビジネスに役立つ! 認知バイアスで人を動かす方法! (第2弾)
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ところで、唐突な質問ですが、勤め先や取引先との人間関係において、あなたは大切な存在として扱われているでしょうか。
考えてみたこともないな……という人も多いかと思いますが、自分が大事に遇されているかどうかは、人間関係形成の上でとても重要なポイントです。
人は誰でも、自尊心を持っています。
いつも軽んじられたり、否定的に扱われる状況が続くと、「どうせ私なんか」「自分はつまらない人間…」などと、マイナス方向にヤサぐれていきます。
そのうち、だんだんミスを気にしなくなったり、愚かな行動をとっても平気になっていくのです。
心理学ではこれを「ゴーレム効果」と呼んでいます。
人を誹謗するのは、もとよりよくないのですが、他人から軽んじられたり、否定的に扱われるモラハラに多く遭っている人は、次第に心に重大なダメージを引き起こすようになります。
自分を自分自身で尊重するだけでなく、他人からも尊重されるように、自己の人間性を培う努力をすることは、とても重要なことになります。
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次回はいつものニッポン衰退における暗黒テーマに戻って、 「日本の原発処理水の海洋放出に反対を叫ぶ中国に、なぜ日本政府は毅然として有効に切り返せないのか? だから世襲政治家は国益を守れない!」 と題してお届けします。
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