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第299回「トイレの花子さん?」

メイド喫茶元オーナーが教えるサブカル恋愛塾
  • 2023/09/10
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今回は、夏らしいちょっと怖い話。 日本には「トイレの花子さん」という怪談があります。 ハリー・ポッターには、トイレに「嘆きのマートル」という 女の子の幽霊がいましたっけ。 なぜか、トイレには女の子の幽霊がつき物って感じで、 男の子の幽霊はトイレとは縁がありません。 やっぱり、トイレにまつわる幽霊は女の子じゃなくっちゃ。 なぜか?というお話は、また別の機会にするとして、 今回は、僕が体験した実話。 ある日の昼。僕は、さるカフェで、アイスコーヒーを飲みながら、 この原稿を書いていたのですが、クーラーに当たりすぎたのか、 急におなかが痛くなってしまったのです。 で、これはやばい!すぐにトイレに行かなくちゃ! とその店のトイレに急行したのですが、その時、思わぬことが 起きたのです。 その店のトイレは、結構、立派なトイレで、男女別に 個室がある造りになっていたのですが、そのそれぞれの個室 の他に、手洗い台がある前室のような空間があったのですが、 なんかそこに、髪の長い女の子が立っていたのです。 急いで、トイレに向かった僕は、その子と鉢合わせみたいになり、 ちょっとぎょっとしたのです。 その子は、黒っぽいミニのワンピースを着て、長い髪を ポニーテールにまとめていて、ちょっと、かなり美少女でした。 年のころは、12、3歳くらいで、整った顔立ちを していたのですが、お化粧はまったくしていなくて、 鼻の下にうっすらと髭が見えていた。といっても、 それは男性のそれではなく、まだ、顔の手入れをしていない、 少女らしいそれっていう感じで、こちらとしては、 ちょっと不意を突かれて、不覚にもぎょっとしてしまったのです。 だって、トイレに行こうと駆け込んだ前室に、美少女が 立っていたんですから、まあ、女子個室の順番を待っているんだろ、 と思ったんですが、女子個室の鍵はかかっていなくて、 それならなぜ、彼女は、そこに立っているのだ!とさらに混乱。 そしてまた、その少女、僕の顔を見つめて、なぜか、 無言のまま、微笑みかけてきたのです。 何かの勧誘か?新手のパパ活?それとも、便意を催している 中高年男性が好きな性癖がある? なぜ、便意を催している中高年のおっさんに、 この少女は微笑みかけてくるのだ?なぜだ!なぜだ!なぜだああ! とまあ、僕はさらに混乱したのですが、生理的に、 このまま、混乱している訳にはいかず、彼女に微笑まれたまま、 僕は、男性個室に飛び込んだのです。しかし、なぜ、あの少女は、 トイレの前室に佇んでいたのだろう?どうも、便意及び尿意を 催している気配はなく、なぜかただ佇んでいるのだ。 しかし、今僕は、生理的な欲求から排泄行為に及んでいる訳だけど、 あの少女は今この瞬間も僕の個室の前に佇んで 微笑んでいるのだろうか?なぜだ?なぜ彼女は僕の個室の前に 佇んでいるのだ?そう考えると、気もそぞろになってしまって、 そのう、充分に排泄行為の快感を味わうことができませんでした。 へんな言い方だけど。

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