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◇◆GELマガ Vol.627◆◇
〜エル・ゴラッソ鹿島担当・田中滋のメールマガジン〜
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1.須藤直輝
「ずっと隼斗くんと名古くんのプレーを見続けて、観察し続けています」
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/【プレイヤーズファイル】
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「チームのために」
小笠原満男がチームをまとめた合言葉は、鹿島を鹿島たらしめる要素の一つだ
ったが、昔は当たり前のように全ての選手が持ち合わせたこの精神も、チーム
の変化とともに次第に薄れてきている。
ただ、例外がいないわけではない。このクラブへの帰属意識が強い鈴木優磨ら
下部組織出身の選手たちは当たり前として、「チームのために」をピッチ内外
で体現しているのが仲間隼斗だ。チームのために献身的に走り戦う姿は、どう
すればピッチに立てるのかを、模範となって示している。
その仲間をお手本にぐんぐん成長しているのが須藤直輝だ。
全ての練習でがむしゃらに、貪欲な姿勢を見せていた師岡柊生が負傷離脱して
しまったいま、若手の成長株は誰かと言われたら、須藤の名前を筆頭候補に上
げる。
16日の練習の最後に行われた紅白戦。そのラストプレーでペナルティエリアに
侵入した須藤は、鋭い切り返しで昌子源をかわすと、巧みなボールコントロー
ルで間髪入れずにゴールネットを揺らした。この先、若手の誰かがサプライズ
を起こす未来があるならば、それが須藤であっても驚かない。それほどにいい
成長曲線を見せている。
「やっぱり細かいところは自分のストロングポイントだと思う。ああいうゴー
ル前とかで違いを見せられたのはよかったです。SBだったのはちょっと悔しか
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