第278号(2023年9月1日号)
『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』
はじめに:
いつもメルマガをお読みいただきありがとうございます。
さて、今週号の内容ですが、まず【1】の
『無敵の交渉・コミュニケーション術』のコーナーでは、
今週より【苦手な同僚とうまく付き合うコツ】についてお話しします。
皆さんも
『どうしてか分からないけど、ウマが合わない』
『この人は私のことを嫌っているのではないか?』
と感じる同僚や職場の仲間がいるかもしれません。
以前、flier book campのテーマとしても
【苦手な相手を克服する方法】
といった内容でお話ししました。
Campの中身は今回お話しする内容よりさらに深堀していますが、
このコーナーでは、私がいつもお話しする“心理とテクニック”の融合を通じて、
【苦手な相手とうまく付き合う方法】について、
交渉・コミュニケーション術のアングルからお話いたします。
その注目の内容は、本編をお楽しみに♪
次に【2―国際情勢の裏側】ですが、今週もいろいろなことが起きた一週間でした。
一つ目は【プリコジン氏の墜落死】についてです。
8月24日、モスクワ郊外で墜落した(撃墜された?)自家用ジェットに搭乗していた“とされる”プリコジン氏。
ワグネルの総司令官と言われた側近と共に死亡したと伝えられています。
すでにDNA鑑定も行われ、プリコジン氏の密葬がサンクトペテルブルクで執り行われたというニュースもありますが、
真相はともかく、この“死亡”の報を受け、今後、ロシアの軍事的・経済的なバランス(オリガルヒの再編)はどうなるのか?
そしてウクライナおよびその仲間たちに対する戦いの行方にどう影響するのか?
いろいろと不透明なことも多々あり、今後の展開に懸念を抱きます。
2つ目は、先週に引き続き【バイデン政権が仕掛ける米中対立の緩和に向けた働きかけ】についてです。
こちらについては、相次ぐ閣僚級の訪中は今秋の米中首脳会談に向けた地ならしと言われていますが、
果たしてアメリカ政府の思惑通りに事が進むかはわかりません。
一応、李強首相がアメリカの閣僚たちと会談し、歩み寄りを見せるそぶりを見せているものの、
中国政府の主張は何ら変化なく、中国政府側はアメリカの真意を確かめようとしているように見えます。
その理由は可能な限り習近平国家主席との会談を断っていることと、アメリカ政府(バイデン政権)が中国側の利害を理解し、
一方的に主義主張を押し付ける姿勢でないことを確かめる必要を感じていることです。
特に、先週号でもお話ししたように、4年に一度の大統領選を来秋に控え、
現役の政権が成果のアピールを急ぐイベントに付き合わされ、
新政権発足とともに対立構造を利用されることを重々承知していることから、
中国政府も大いに警戒し、アメリカ政府の言い分を全く信用していないことが見えるからです。
3つ目は【快進撃の報の裏側で深化するウクライナの危機】についてです。
今週に入り、ウクライナ南部の要衝を取り戻したというニュースや、
ロシアが何重にも設置した防衛線をウクライナ軍が突破したというニュースが流れていますが、
その裏では急速にウクライナの孤立が進んでいます。
アメリカ政府も欧州各国も、それぞれのウクライナ支援をアピールする半面、着実に撤退の戦略を立て始めています。
今後、ウクライナ“応援団”にとって、この戦いに留まるか撤退するかを決めるXデーはいつになるのでしょうか?
【2-国際情勢の裏側】では、いろいろな観点から
【ロシア・ウクライナ戦争とその裏で進む国際社会の再編】についてお話しします。
今回のメルマガも長くなりましたが、どうぞ最後までお付き合いくださいね。
それでは今週号、スタートします★
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)