第613号
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岩上安身のIWJ特報!
ウクライナ紛争への深入りは「米国覇権の終わりの始まり」?
米国依存から離脱する動きがグローバルサウス諸国で急加速!
岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビュー
(その4)
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(その3)のつづき
2023年8月23日、モスクワの北西部にあるトベリ州で、ロシアの民間軍事会社
ワグネルの創設者、エフゲニー・プリゴジン氏とワグネル幹部を乗せたビジネス
ジェット機が墜落し、乗員乗客10人全員の死亡が確認された。
※Prigozhin’s death confirmed by DNA tests ― Moscow(RT、2023年8月28日
)
https://bit.ly/3R2jqW9
・エフゲニー・プリゴジン氏(Wikipediaより)
https://bit.ly/47iM630
ジェット機墜落によるプリゴジン氏の死亡からちょうど2ヶ月前の2023年6月23
日、プリゴジン氏が、ワグネルの部隊を率いて首都モスクワに向かって北上。そ
の後、ベラルーシのルカシェンコ大統領の仲介により、反乱が終結するという「
プリゴジンの乱」が起きた。
事故直後から、西側メディアは、プリゴジン氏の死亡を、ロシアのプーチン大
統領による「粛清」であるかのように報じている。しかし、ロシア大統領府は、
こうした憶測を「まったくの嘘だ」と、完全に否定している。
岩上安身は、衝撃的な「プリゴジンの乱」の直後の6月28日に、元外務省国際
情報局長・孫崎享氏にインタビューを行なった。
このインタビューは、プリゴジン氏が死亡し、米国を中心に、日本を含む西側
諸国で、プーチン大統領が、極悪非道な粛清を行う冷酷な独裁者というイメージ
が、再び急速に作られ始めている今、あらためて読むべき価値のあるものとなっ
た。
・元外務省国際情報局長・孫崎享氏(IWJ撮影、2023年6月28日)
https://bit.ly/3KihcxA
6月4日、ウクライナは西側からの武器支援を受け、期待を背負って「反転攻勢
」を開始したが、このインタビューが行われた6月28日の時点で、西側の評価は
「どの前線においても期待を下回っている」というものであった。
しかし、8月28日には『ロイター』が「ウクライナ軍は28日、戦略的に重要な
南東部ザポロジエ州ロボティネを解放したと発表した」と報じた(※1)。
※ウクライナ、南東部ロボティネ奪還 反攻で南部戦線打開か(ロイター、2023
年8月28日)
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