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岩上安身のIWJ特報! 第615号 岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビュー(その6)

岩上安身のIWJ特報!
  • 2023/08/31
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第615号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 岩上安身のIWJ特報! ウクライナ紛争への深入りは「米国覇権の終わりの始まり」? 米国依存から離脱する動きがグローバルサウス諸国で急加速! 岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビュー (その6) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (その5)のつづき  「日本で去年の2月、3月、一番力のある政治家は安倍さん。安倍派を約100人 束ねて。その安倍さんはウクライナ問題について『100パーセント、ロシアが悪 い』という言い方はしていなかった。だが、そういう彼の声が、日本国民にほと んど届いていなかった。これは、きわめて異常なんです」  安倍晋三元総理が銃弾に倒れてから約1年。元外務省国際情報局長・孫崎享氏 は、2023年7月6日、東京都内のIWJ事務所で岩上安身のインタビューに答えて、 このように話した。 ・元外務省国際情報局長・孫崎享氏(IWJ撮影、2023年7月6日) https://bit.ly/3EdcJc2  このインタビューは、当初、6月28日にお送りした「ウクライナ紛争への深入 りは『米国覇権の終わりの始まり』? 米国依存から離脱する動きがグローバル サウス諸国で急加速!」の続編を予定していた。  しかし、7月8日が安倍元総理の一周忌にあたることから、「安倍元総理殺害か ら1年! 今こそ問う! ウクライナ・ロシアをめぐって『正論』を唱えていた安 倍元総理は、米国覇権のもとで、なぜ死ななくてはならなかったのか!?」と銘打 って、安倍元総理銃殺事件の謎と背景について語っていただくという趣旨に変更 した。  孫崎氏は、安倍元総理銃撃事件のとらえ方について、逮捕された山上徹也容疑 者が殺害したと考えるかどうかが非常に重要な分岐点だと指摘した。つまり、19 63年にジョン・F・ケネディ米大統領を暗殺したオズワルドのような可能性があ るのではないか、ということである。  ケネディ銃撃の実行犯であるオズワルドはすぐに逮捕され、「嵌められた」「 身代り」などと発言していたが、2日後、マフィア人脈を持つジャック・ルビー に警察署内で射殺される。結果的に動機や背後関係が不明なまま捜査は終了し、 ジャック・ルビーも約3年後に獄中で病死。以後、真相についての議論が長年に わたって続いている。  安倍元総理銃撃事件の場合、山上容疑者の動機が「旧統一協会への恨み」とい うことで、政治家と旧統一協会との関係、宗教二世の問題などが急速にクローズ アップされた。しかし、安倍元総理の銃創と弾丸の数が合わないことや、現場検 証の開始が事件から5日後など、不可解なことが多いのも事実である。  2022年2月にロシアとウクライナの紛争が始まった直後、安倍元総理はフジテ レビの『日曜報道 THE PRIME』に出演し、ロシア系住民が多く、ウクライナから

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