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奇跡のみつお物語その68

「琉球スピリット」~みつおの世界~
【只今、失恋中】 「みっちゃん、どうした元気ないな」 「あ、うん、ちょっとな」 「なんだよ、気になるな、友達だろ、話せよ」 「うん、後で話すよ、今は心が壊れそうで話せないよ」 「そっか、じゃ後でな」 みつおは、息をするだけで精一杯だった。 呼吸をするたびに、空気が心をズタズタに刺していくので、そっと静かにゆっくりと呼吸をするようにしていた。 ましてや、話など無理に決まっていた。 何も考えないように呼吸に集中し、静かに心が騒がないように忍び足で歩いているような感じで、忍び呼吸をしていたのだ。 人生でこんなに心が痛いのは初めてだった。 あまりにも痛すぎて、過去を思い出さないように前を向いて静かに虫の息で過ごすしかなかった。 この世の終わりなんて生ぬるいものではなかった。いっそのことこの世が終わって地球が消えて無くなった方が幸せである。 この状態で後何年生きればいいのだろうか? かと言って死にたいという気持ちもなかった。 そんな気持ちになるゆとりがなかった。 そう、死にたいと思っている人はまだ死にたいと思えるゆとりがあるのである。 それを超えると、死にたいと思うことさえ生ぬるいものである。 死にたいという気持ち以上に辛い気持ちが世の中にはあることを初めて知ったのだった。 とにかく、何も考えたくない、いっそのこと記憶喪失になりたいと切実に思いながら、夜を過ごし眠れない状態と睡魔がケンカをしているのだった。 しかし、サトシには毎日寮で会うので、ずっと黙っているわけにはいかなかった。

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  • 「琉球スピリット」~みつおの世界~
  • 「弥勒の世界で生きませんか?」 叶えたいと思っている人は、叶わないと思っています。 叶うと思っている人は、叶えたいとは思いません。 なぜなら、叶えたいと思わなくても叶うからです。 これが、喜びの波動と共振共鳴する出来事が勝手に押し寄せてくる「押し寄せの法則」に基づいた「叶う世界」です。 そして、更にその延長線に弥勒の世界への扉が開かれます。 本メルマガでは、聖なる巡礼を終えた金城光夫が、弥勒の世界への道案内として自分の経験したことをシェアしていきます。 また、皆さんとの気軽な交流を行うためのライブや秘密の掲示板もご用意しています。 ※2021年11月より全面リニューアル
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