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拉致問題「情報収集および分析」予算の怪(上)/有田芳生の「酔醒漫録」第35号

有田芳生の「酔醒漫録」
▼ 第35号 2023/9/1 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 有田芳生の「酔醒漫録」 *毎週金曜日発行* ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次 1・「評言独語」──拉致問題「情報収集および分析」予算の怪(上) 2・「酔醒漫録」──8月25日〜8月31日 (ブレイディみかこ『R・E・S・P・E・C・T』、中村哲、アントニオ猪木など) ★発売中の有田芳生著書★ ・『改訂新版 統一教会とは何か』(大月書店 2022/9/21発売) http://www.otsukishoten.co.jp/book/b610995.html ・『北朝鮮 拉致問題 極秘文書から見える真実』(集英社新書 2022/6/17発売) https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-721217-4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1・「評言独語」──拉致問題「情報収集および分析」予算の怪(上) ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼8月25日に自民党本部で開かれた「北朝鮮による拉致問題対策本部」で「拉致問題に係る令和6年度予算概算要求について」報告があった。この会議では最近の北朝鮮情報についての議題もあったので、外務省と防衛省の官僚も出席している。内閣官房(拉致問題対策本部事務局)からは、 福本茂伸事務局長、 平井康夫内閣審議官、大田泰介総務・拉致被害者等支援室長、大野祥政策企画室長が出席。令和5年度(2023年)予算は、17億6900万円。令和6年度概算要求は、19億2900万円。1億6000万円増えている。私はこの予算にかつてからいくつかの疑問を持っているた。まずは政府の拉致対策本部についての取り組みについて概観しておく。

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  • 有田芳生の「酔醒漫録」
  • 2000年からブログに日記を書いてきました。思いは「私家版現代史の記録」です。「日記は書いておかないと不安なんだよ。忘れてしまうと消えてしまうから、自分が生きていて、あのころはどうだったというのを忘れるのが不安なんだよ」(渡辺京二『幻のえにし』)。同感です。私が綴るのは、メディアを中心に仕事をする一個人の眼から見た世界と日本です。「酔醒」は、酔ったり醒めたりという意味で、中国の「梁書」に記述されています。「漫録」は随筆の意味です。人生は、酒を飲まずとも「酔ったり醒めたり」の繰り返し。同時代に生きる皆さんにリアルな情報を提供、共有し、しなやかで強靭な精神をお互いに涵養していきたく思います。
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