エンジン01の仕事に生まれて初めて、和歌山県の有田市に行った。
もちろんみかんで有名な町(市)だということはちなみに、今回のことで、この市名を「ありだ」と読むことを知った。ありたみかんでなく、ありだみかんなのだ。
和歌山は人が考えるより東京に近い。
というのは、関空とよばれる関西国際空港は、和歌山から最短で44分くらいで電車で行けるし、リムジンバスで1時間くらいだ。
さて、この関西国際空港だが、場所の不便さもあって、国際線の利用客以外はあまり使わないようだが、それなら少しくらいサービスをよくすればいいのに、こちらの面でも最低だ。
実は、ほかの人たちとの待ち合わせがあって、1時間ほど時間を潰さないといけなかったのだが、到着したターミナルには、スタバが一軒あるだけで、お茶を飲むところがない。
ラウンジがあるかと思ったら、出発階にもなくて、別のビルに行かないといけないのだが、これがやたらに遠い。
大阪のおもてなしの精神はどこかに消えたようだ。
こんなのでは万博をやって一過性に盛り上がっても関西は浮上しないだろう。
私が維新という政党が好きになれないのは、関西商人の伝統をことごとく否定する政党だからだ。
私は大阪商人の血が入っているし、祖母から「頭下げるのはタダ」と教わってきたので、中国人であろうが、韓国人であろうが、金になるなら頭を下げて何が悪いと思っているし、ケンカをして得をするとは思えない。
しかし、最近は大阪のテレビでも維新でも、中国や韓国に強腰でいることが売りになっている。
大阪商人は忘れられたものになったようだ。
そして、結果的に大阪は落ち目の一途だ。
愛知県にGDPで抜かれ、福岡にも肉薄されている。
頭を下げることを知らない弁護士や、政治家にだけ頭を下げて仕事をとる土建屋の息子のような奴が、やっている政党だから、市民サービスは低下しても、コストカットは續けるかもしれないが、外国や役人や市民に偉そうにするだけで、大阪の経済はよくはならないだろう。あげくは万博とギャンブル頼りの街にするようだ。
よほど頭を下げるのが嫌いな人たちの集団なのだろう。
しかし、一般の大阪人も経済が悪くなって以来、頭を下げるのが嫌いになったようで、この手の偉そう系の文化人が増え、偉そう系の政党が票を取る。
そういえば、偉そう系文化人の走りのカツヤという男も医者の子どもだった。僕らみたいに頭を下げたことが子供の頃からなかったのかもしれない。
もう大阪の商人文化は終わったのかもしれない。
頭を下げることなく、お金が入ることはないと叩き込まれてきた人間は、あまり大阪にいなくなったのは確かだし、関空での対応を見ていると、人を思いやるサービス精神がお金になるという発想もそんなになさそうだ。
さて、本題の有田の話に戻すが、ここはなかなかいいところだ。
みかんで有名なので山のほうにあるのだろうと思ったら、きれいな海沿いの町で、海産物の評判もいいらしい。実際、この市はふるさと納税のランキングで全国トップクラスらしいが、みかんの次に海産物がよく売れる(この表現でいいのかはわからないが)とのことだ。
もっと観光地として人気が出てもいい気もした。山と海が近いので、ちょっと丘の上にあるレストランだと眺めがものすごくいい。夕景など最高だった。
いずれにせよ、こういう町の存在を知ることができてとてもラッキーだ。
全国でトップレベルのラーメン屋もあるらしい。
次回にぜひ行きたい。
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