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ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)2023年9月2日(土)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- はじめに --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  ジャニーズ事務所創業者で前社長のジャニー喜多川氏(2019年死去)の性加害問題について、外部専門家による「再発防止特別チーム」は29日、多数のジャニーズJr.に対し、喜多川氏が長期間にわたり性加害を繰り返していたという事実を認定した。  また同族経営の弊害を防ぐためとして、喜多川氏のめいである藤島ジュリー景子現社長の辞任を提言する。  特別チームは、喜多川氏が事務所内で1970年代前半から2010年代半ばまで、ジャニーズJr.の少年へ対し、性加害を繰り返していたと認定。そのなかで、少なくとも数百人の被害者がいるとの複数の証言も得たとした。  ジャニーズJr.は、CDデビューを目指す少年が多くを占める。  調査報告書では、性加害の根本原因が、喜多川氏の性嗜好異常にあり、 「一方的な強者・弱者の権力勾配のある関係性」 の下で未成年者に行ったとした。  喜多川氏の姉で、事務所名誉会長だった藤島ジュリー泰子氏(2021年死去)が、喜多川氏の性加害を知りながら、 「徹底的な隠蔽を図ってきた」 と組織体制の在り方についても言及し、事務所も、 「見て見ぬふり」 をし、不作為で、 「被害の拡大を招いた」 とする。  特別チームの座長林真琴氏(前検事総長)は、過去の訴訟や告発文が出た際、事務所は、 「企業として調査し姿勢を改める機会があったが、隠蔽した」 と指摘。問題をマスメディアが取り上げずに事務所の隠蔽体質が強まり、多くの被害者を出したとする。  調査報告書によると、メリー氏は喜多川氏の性加害問題を認識していたと推認するのが合理的かつ自然であるとする。  なお、メリー氏と戦前から懇意にしていた新芸能学院の名和太郎夫人は生前、 「ジャニー氏は、小さい頃にジャニー氏がやってきたようなことと同じような性加害を受けて育ったから、一種の病気なんだ」(1) と話していたという。 (1) JCASTニュース「ジャニー喜多川氏は「同じような性加害を受けて育った」「一種の病気」 調査報告書が指摘したメリー氏の認識」2023年8月30日、https://www.j-cast.com/2023/08/30467875.html --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  甲子園閉幕 日本の高校野球の何が問題か? 野球の失われた30年 サッカー界の「補欠なし」との違い --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 今年も、夏の高校野球(甲子園)が熱狂の中で幕を閉じた。しかしながら、甲子園が盛り上がるのはそれなりの理由がある。

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  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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