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Vol. 7『子どもたちは9月1日だけが辛いわけじゃない』2023/9/3号

小杉沙織の「NPO代表が見てきた若者支援の現状と闇、そして若者たちの叫びと本音」
◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆ 1、 ニュースや事件から見えてくる社会問題 ◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆ 9月1日夏休み明けは「子どもの自殺」が一番増える時期と言われ始めて7〜8年近く経ったように感じます。 毎年この頃になると、うちの団体にもメディアの取材が増えますが、TwitterでNPOの実態に声を上げてからは不思議なことにほとんど取材の問い合わせたが無くなりました。 それについてはまた話すとして、やはり長期休みが明けると子どもたちの心は不安定になりやすいもの。 文科省のグラフを見ても、9月1日が一番突出して自殺数が増えています。 うちの団体も8月〜9月、そして12月は相談が増える時期になります。 夏休み明けは、やはり長期休みということで久しぶりに学校に行くことの不安や、長期休みの間に友達の関係性が変わってしまってることなどの不安が大きいと感じます。 ちなみに12月は、本来であればどこのご家庭も家族で団欒を過ごすことが増える時期。 クリスマスに大晦日と、本来ならば家族で食卓を囲んで団欒を過ごしながら年末年始を迎えるのですが、相談に来る若者や居場所がなく生きづらさを抱える若者たちにとっては、その『普通』の家庭の家族団欒と無縁の子が多いのも事実です。 私もでしたが、家にはいつも誰もいないことが多く、母親も帰ってくるのは週数日で、クリスマスも大晦日もお正月もいつもひとりでした。 私のようなネグレクト系の子や身体的虐待がある子は当然ですが、相談に来る若者に多いのは、

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  • 小杉沙織の「NPO代表が見てきた若者支援の現状と闇、そして若者たちの叫びと本音」
  • 自身の壮絶な体験を元に10代の若者支援に長年携わってきたNPO代表の小杉沙織が、今ようやくネットで明るみになった支援団体の闇に対して、自身が見てきた体験を元にNPOや支援団体の椅子取りゲームなどの実情、そして実際に今の若者たちが抱える悩みや本音、心の叫びを赤裸々に発信し、また生きづらさを抱える若者たちの対応方法なども伝授するメルマガ。 活動を通じて少年院を出た少女を養子縁組し、その出会いの中で体験した貧困ビジネスの闇や、世の中から弱者と呼ばれる若者達を取り巻く環境などについても発信していきます。
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