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日本に高度成長をもたらした「黒部ダム」(くろよん)建設という世紀の大プロジェクトから考える、昭和日本の偉大な力(その1)

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
この週末、関西電力が整備した「黒部ダム」を中心とした、黒部第四発電所の建設のためのインフラ群である「くろよん」に視察に行って参りました。 この「くろよん」の整備事業は、「黒部の太陽」という、石原裕次郎と三船敏郎という昭和の二大スーパースターが初共演した、空前の大ヒット映画の題材となった大土木事業ですので、年配の方を中心によくご存じの方も多いのではないかと思います。 ちなみにこの映画は、その後も何度もリメイクされておりましsたし、また、この「くろよん」プロジェクトを巡っては、平成期には、中島みゆきの大ヒット曲「地上の星」をテーマ曲とした人気番組であったNHKのメンタリー「プロジェクトX」でも大きく取り上げられたことで、「くろよん」は幅広い世代にも一定知られているところではないかと思います。 当方も、「くろよん」には、大学生の頃に講義で耳にして以来、是非行ってみたいと長年思っていたのですが、なかなか機会に恵まれず、行けずじまいになっておりました。日本有数の険しいアルプスの山岳地帯の奥深くの黒部渓谷まで行くには、それなりの時間が必要だったからです。 ですが、この度ようやく、関西電力さんに特別にご対応頂く形で、視察に行くことが叶いました(ご対応頂いた、関西電力のU部長、本当にありがとうございました!)。 今回のルートは、おおまかにいって、富山の「北陸本線」から出発し、「くろよん」のある黒部峡谷に入り、最後は、長野の「大糸線」にまで抜ける、という「通り抜け」ルートです。

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