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大阪・関西万博への期待感が盛り上がらない理由

国家権力&メディア一刀両断
永田町異聞メルマガ版      「国家権力&メディア一刀両断」 2023.09.07                   新 恭(あらた きょう) ----------------------------------------------------------------------      大阪・関西万博への期待感が盛り上がらない理由 ---------------------------------------------------------------------- 元大阪市長・松井一郎氏は9月1日の大阪・ABCテレビ「おはよう朝日です」に 生出演し、海外パビリオンの建設工事の準備が大幅に遅れている大阪・関西万 博について、自信みなぎる言葉を並べた。 「日本の建設業界のみなさんの総力をあげて、国家プロジェクトなんだから、 本気を出せばね。2025年の開幕には、素晴らしい会場を作り上げられる」 「そもそも国に万博推進本部があり、その本部長は総理大臣だから、世界のみ なさんを驚かせるような万博ができる」 総理大臣や建設業界が本気を出せば、開幕に間に合うし、世界を驚かせる万博 になるというのである。疑問なのは、なぜそこに「大阪」とか「維新」が入っ てこないのか、だ。 2025年4月13日の開催予定日まで、1年と220日ほど。それなのに、会場となる 大阪湾の人工島・夢洲では、シンボルの大屋根の一部が輪郭をあらわしただけ で、ほとんどの建設工事は手つかずのままだ。地元の大阪府市はこれまで何を していたのか。 主催者は「2025年日本国際博覧会協会(万博協会)」(大阪府咲洲庁舎内)で、 元経産官僚の石毛博行氏が事務総長をつとめているが、大阪府知事や大阪市長 が本気を出さなければ、どうにもならないだろう。

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