メルマガ「ニューヨークの遊び方」
Vol.268 2023/9/6 発行
皆さん、こんにちは。メルマガ再開1本目をお届けします。HTMLメールということで、冒頭に写真を。これは2019年8月のセントラル・パークの写真です。公園南側に位置するシープメドーから見えるミッドタウンのビル群。当時はまだ工事中のビルもありますが、2023年の今ではすっかり完成し、さらに同じように細長ーいビルが1、2本追加されています。しかもそれぞれ高級アパート(日本でのマンション)なので、億万長者しか住めないということで、ビリオエアズ・ロー(億万長者街)と呼ばれています。セントラル・パークが一望できるので景色が良さそうですね。
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【今週の目次】
1. マーケティング特集
〜今、注目の企業オディティに学ぶ起業家思想とは?
2. 気になるニュース
〜ChatGPT最新アップデート情報他
3. 未来を作る仕事術
〜3つの仕事はすべてこなせたのか?検証報告
4. ニューヨークの遊び方
〜デザイン賞に選ばれた素敵レストランThe Noortwyk
5. あとがき
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1. マーケティング特集
〜今、注目の企業オディティに学ぶ起業家思想とは?
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Key Points
・美容テックスタートアップの「オディティ」(Oddity)は、創業5年でナスダック上場し、AI技術やダイレクト・トゥ・コンシューマーブランド(DTCブランド)でのオンライン販売で急速に成長。
・オディティはAIを活用したパーソナライズ化を提供するとともに、起業家的思考を取り入れた販売戦略や既存のEコマース手法を改善し、独自の形で展開している。また、オンライン広告活用やインフルエンサーとのコラボレーション、送料のみでの無料試供品提供など、様々な方法で顧客獲得を試みている。
・AIとあらゆるマーケティング手法を取り入れた販売は好調で、上場後初となる四半期決算の売上は対前年比約7割増。
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■オディティとは?
この夏、創業5年でナスダック上場し、株価が想定以上の高値をつけ話題なのが、美容テックのスタートアップのオディティ(Oddity)です。オディティはイスラエルとニューヨークを拠点にダイレクト・トゥ・コンシューマーブランド(以下、DTCブランド)としてオンライン販売で急成長中。いわゆる今話題で流行りのAIを駆使するだけでなく、DTCブランドが成功するだろう仕組みを多数取り入れ消費者が買いやすいよう工夫がされています。実際、上場後初となる四半期決算の数字は好調で、売上高は対前年比約7割も増加。成功要因を考えると、起業家精神というか、事業運営のスピードの速さを感じるニュースなので詳しくみてみましょう。
まず、創業は2018年。オディティは全体を取りまとめる親会社の名前で、傘下に2つの美容ブランドがありまして、1つは一番最初に立ち上げたメイクブランドのイル・マキアージュ(IL MAKIAGE)。2020年には世界展開を開始。もう1つは、2022年に立ち上げたスポイルド・チャイルド(Spoiled Child)というウェルネスブランドで、主に髪や肌の老化を防ぐアンチエイジング商品を取り扱うブランドです。
高級感のあるイル・マキアージュ(左)
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