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非常に強い米国経済

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2023/09/07
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非常に強い米国経済 おはようございます ここのところのマーケットは本当に難しい、と思います。単におめぇーが当たっていないだけじゃねぇ~か、という周囲の声もあると思いますが、今のマーケットをきちんと正確に把握をしている方というのはほとんどいないように思います。きょうは、その辺を上手にみなさまにご説明できればいいかな、と考えています。 ■アメリカの金利高 アメリカの金利高というのは、きのうもご説明したように季節性のものがあると考えています。すなわち、アメリカは新年度入りで、政府予算の執行も、企業の資金調達も大きく行われる時期に今の時期は辺ります。 この金利高はいつまで続くか、といえば、11月末の感謝祭、すなわち、クリスマスバカンス入りまで例年は金利高が続く傾向がある、ということです。ただし、勢いよく金利が上昇するのは9月の前半で、それ以降は緩慢な上昇になります。去年は、FRBがFFレートを4.5ポイントも引き上げた結果、その上昇は勢いがよく、株価は低迷、ドル円は150.9円まで記録をした、ということは記憶に新しいと思います。 金利が上昇というのは、リスク資産の筆頭である株式にはネガティブな要因となり、例年9-10月は株価は調整の時期、と言われるのはおそらくそれが所以だと思います。ここでリスク資産と敢えて書くのは、現在、原油価格が上昇し、国内は円安の要因もあいまり国内は新値を更新している、ということもあります。通常は金利高であれば資源価格も上値を抑えられるものですが、抑え込めないほど需給が圧迫されている、という意味になります。 この辺を細かく説明すると、あまりにも長くなりますので割愛をしますが、原油の需給が好調ということは、景気は良い、と判断することもできる、と思います。日本の場合は単に、石油価格の上昇と円安が要因で決して需給が締まっている訳ではない、と思います。 ■考察 これはきのう?以前も記しましたが、絶対値と相対値という観点から物事をみていけなくてはいけない、ということを強調していきます。このわかりやすい話は、子供が悪いことを行い、叱られているときの子どもの言い訳というのは「○○くんもやっている」という言い訳を行うと思いますが、悪いことを行ったのは本人であり、本人が悪いのに周囲もやっているから、という言い訳をするのと同じことです。 最近は、大人のほとんどがそういう傾向にあり、まともな人間は、あいつと同じレベルの人間となりたくないから自分が悪いことを認めると思うのですが、ほとんどの人間は自分が悪いことを指摘されると、注意した人のより悪いことを指摘し、あなたものそうだから、私もそうなった、あなたにも悪いところがあるのだから私も悪くもない、なんて子どもじみた言い訳をする人が非常に多い、と思います。みっともないこと、この上ない、と思います。 自分の責任に帰結する人を絶対値、そして他人の悪いことを見つけだし、自分は悪くないことを主張する人のことをかんたんにいえば相対値ということです。 人間というのは人との比較で生きている生物ですので、相対化したい気持ちはよくわかりますが、周囲からみていると何をアホなことを抜かしているのだ、ということになります。その相対化の極論が般若心経になるのです。色即是空というのは相対化で、空が青いのは周りに色がないから、ということで、これを突き詰めると色というものは存在しない、ということです。結局、本人次第で世の中、どうにもなる、という意味なのですが、これを鎌倉時代くらいにこの考え方を広めた方は天才だな、と思います。理由はいまだにこの説明ができる人が世の中に1割もいない、ということ、から私はそう思います。 つまり世の中というのは相対化でたいていのことは判断されており、絶対化でモノを考える人はあまりいない、ということです。

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