第279号(2023年9月8日号)
『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』
はじめに:
いつもメルマガをお読みいただきありがとうございます。
今週はドイツに滞在しています。
さて、今週号の内容ですが、まず【1】の
『無敵の交渉・コミュニケーション術』のコーナーでは、
今週も【苦手な同僚とうまく付き合うコツ】についてお話しします。
先週号では【とにかく聞くことに徹すること】と【常に相手に対する興味・関心を示すこと】の2点についてお話いたしました。
今回はより踏み込んだ心理テクニックについてお話いたします。
その注目の内容は、本編をお楽しみに♪
次に【2―国際情勢の裏側】ですが、今週もいろいろなことが起きた一週間でした。
一つ目は【プリコジン氏死亡をめぐる諸説】です。
ロシア政府が独自調査の結果、プリコジン氏が8月23日の墜落事故で亡くなったことを“確定”しましたが、
墜落現場となったモスクワ郊外の集落では、
『爆発音が聞こえるちょっと前に2つのパラシュートが降下してきた』という証言が数多く出ており、
『プリコジン氏が生きているのではないか?』との見解も根強く存在します。
1か月ほど保守点検に出されている間に爆弾を仕掛けられた説。
ロシア軍による撃墜説(これはミサイル発射に伴う熱反応が衛星から確認できなかったことで、
可能性としては低いと各国が分析)。
プーチン大統領とプリコジン氏の間で交わされた偽装だという説・・・・。
いろいろな説が出ています。
どれが本当かは分かりませんが、
「死んだことにして、今後一切公の場に出てこないことを前提に命は守るから新しい人生をやり直せ」
という映画のようなアレンジメントは本当に存在しますし、
8月23日の1週間前ほどにアフリカから投稿した動画で、
プリコジン氏が“自身が亡くなった場合”について触れていたことから、いろいろな憶測を呼んでいます。
さて、真実はどこにあるのか?
2つめは【欧州各国において急激に冷め始めたウクライナへのシンパシー】です。
Stand with Ukraineという声ががここ1年半の間に欧州では聞かれなくなったことを以前お話ししましたが、
先月のウィーンに続き、今週のドイツ滞在の間にも感じたのですが、
あまりウクライナとロシアの戦争を巡る議論を耳にしなくなりましたし、
街で行われていたデモや署名活動も見なくなりました。
代わりに長引く戦争と対ロ制裁によって制御不能になってきている欧州全域を襲うインフレを前に、
自らのこれからに対する不安と、政府に対する不満が大きく、鮮明になってきているように思います。
特にG7やG20という枠組みに入っていない欧州各国においては、不安と恐怖、
そして不安はこれまでにないほど鮮明になってきているように思いますが、
ロシア・ウクライナと国境を接する国々にとっては、
先の見えない不安と自国に災禍が降りかかる可能性におびえているように思います。
今週はドイツにいることから、【2-国際情勢の裏側】では、いろいろな観点から
この点についてお話しします。
今回のメルマガも長くなりましたが、どうぞ最後までお付き合いくださいね。
それでは今週号、スタートします★
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