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Crazy Culture Guide Vol.368 西部時代が残る街「バージニア・シティ」探訪記

高橋ヨシキのクレイジー・カルチャー・ガイド!
バージニア・シティは19世紀後半に銀の採掘でおおいに栄えた街でした が、コムストック鉱脈と呼ばれる巨大な鉱脈も1850年代から1880年くら いまでガンガン採掘され尽くしてしまい、1880年代には1万人を越える人 口のあったバージニア・シティも、1930年代には500人ほどしか住んでい ない状態になってしまいました(今の人口は800人弱くらい)。で、引用し た部分にもあるように、今は「古き良きウェスタン時代の町並みがそのまま 残っている」ことを活かした観光名所となっています。 と書くと、西部劇のイメージで「だだっ広い平原に教会やゼネラルストアや サルーンが点在する小さな街があって、その周りに牧場がいくつも広がって いる」ような、そんな場所が想像されるわけですが(ぼくもそう思ってまし た)、全然そんなじゃなかったのがまず第一の驚きでした。というのも実は バージニア・シティは標高1800メートルを越える高台というか山の上にあ る街で、リノを出てしばらくハイウェイを走った後、曲がりくねった山道を どんどんどんどん登って登って登って上った先にあるからです。ちなみにバ ーニングマン会場のブラックロック砂漠も標高1.17キロという高台にあっ て気圧が低かったりするんですが(ゴムでできた、中に空気の入った人形と かはバーニングマン会場だと微妙にふくらんでしまうほどです)、それより さらに高台で、まじで山のてっぺんみたいなところなんです。

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