バージニア・シティは19世紀後半に銀の採掘でおおいに栄えた街でした
が、コムストック鉱脈と呼ばれる巨大な鉱脈も1850年代から1880年くら
いまでガンガン採掘され尽くしてしまい、1880年代には1万人を越える人
口のあったバージニア・シティも、1930年代には500人ほどしか住んでい
ない状態になってしまいました(今の人口は800人弱くらい)。で、引用し
た部分にもあるように、今は「古き良きウェスタン時代の町並みがそのまま
残っている」ことを活かした観光名所となっています。
と書くと、西部劇のイメージで「だだっ広い平原に教会やゼネラルストアや
サルーンが点在する小さな街があって、その周りに牧場がいくつも広がって
いる」ような、そんな場所が想像されるわけですが(ぼくもそう思ってまし
た)、全然そんなじゃなかったのがまず第一の驚きでした。というのも実は
バージニア・シティは標高1800メートルを越える高台というか山の上にあ
る街で、リノを出てしばらくハイウェイを走った後、曲がりくねった山道を
どんどんどんどん登って登って登って上った先にあるからです。ちなみにバ
ーニングマン会場のブラックロック砂漠も標高1.17キロという高台にあっ
て気圧が低かったりするんですが(ゴムでできた、中に空気の入った人形と
かはバーニングマン会場だと微妙にふくらんでしまうほどです)、それより
さらに高台で、まじで山のてっぺんみたいなところなんです。
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