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第285回 先週の暗号通貨の動き、ホームレスに対処するAIとブロックチェーン、その1
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▼今回の記事
今回もいつものように、ビットコインの相場に影響を与えた動きを紹介する。また、マネーサプライとビットコインの相場との連動も紹介する。次にメインテーマとして、ホームレス問題の対処にAIとブロックチェーンが使われている。その状況と概要を紹介する。
▼相変わらず低調なビットコイン
それでは、先週のビットコインを中心とした暗号通貨の動きを紹介する。ビットコインの相場は引き続き低迷している。9月11日現在で377万円で取引されている。これは過去5日間で0.77%の下落だ。
前回の記事で紹介した「ChatGPT4」が推奨していたビットコインの相場予想では、9月には上昇するとしていたが、これは大きく外した。ビットコイン相場の低迷は今後も続きそうな状況だ。9月の第2週の動きを分かりやすく要点に整理した。
・相場の低迷
9月第2週のビットコインのパフォーマンスは低調だった。ビットコインは26,000ドル(約379万円)の大台と格闘し続け、この価格ポイントを維持することができなかった。幅広い株式市場がポジティブな兆候を示し、株価は週末にかけて上昇したにもかかわらず、ビットコインは同様の強気トレンドを示さなかった。
・テクニカル分析
ビットコインは26,000ドル(約379万円)のサポートを維持することができず、次のサポートレベルである25,800ドル(約376万円)まで下落した。これは、ビットコインの強気派が固め、さらなる下落を防ごうとしている重要な価格ポイントである。
著名なテクニカルアナリストのジム・ウィコフは、弱き派が目先のテクニカルで優位に立っていると指摘した。このことは、市場が当面、横ばい、あるいは下降の動きをさらに目撃する可能性があることを示唆している。
・歴史的傾向
これを見ると、9月のビットコインの相場は低迷しそうだ。9月に上昇に転じることはなさそうだ。一方、暗号取引コミュニティで知られるマイケル・ヴァン・デ・ポッペは、ビットコインが現在25,500ドル付近(約372万円)の重要なサポートレベルを維持している事実を強調し、ビットコインの歴史的なパフォーマンスに注目するように促した。彼は、ビットコインは伝統的に8月と9月に困難に直面してきたと指摘した。過去には次のような事例がった。
- 2015年8月:ビットコインは移動平均線に向かって大幅な調整を経験した。
- 2019年8月:大幅な調整が発生し、その後2019年11月に再び下落した。
このような過去の傾向を踏まえ、ヴァン・デ・ポッペは、9月は過去に暗号通貨にとって好ましくない月であったケースがあることから、ビットコインが「破壊の月」に入る可能性を示唆した。
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