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ビジネス知識源プレミアム(水曜刊:660円/月:税込)Vol.1366
<Vol.1366号:金価格の構造変化とデジタル通貨>
2023年9月13日:通貨の大転換に向かっている世界
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著者:システムズリサーチ:吉田繁治
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9月も半ばになり、穏やかな気温になってきました。8月は126年で最
高の平均気温だったという(27.48度:気象庁)。2位は1994年の26.
72度でした。
金価格は1グラム1万円(小売価格、消費税込み)を超えました。主因
は1ドル146円付近の円安です。1Kgのゴールドバーが1009万円あたり
ですから確かに高い。しかしこの1万円に重要な意味はありません。
明治15年には1グラムが1円で、1ドルでした。140年で1万倍です(年
率平均6.8%上昇)。毎年1kgずつ買い増していくと、140Kgで14億円
です。円が140年で1万分の1に下がったのです。こうした金買いは、
今後も正しい方法です。通貨は増えても、金の生産は増えないからで
す。スイスには100年スパンでマネー運用を考えるひとたちがいます
が、日本では少ないでしょう。せいぜい1世代の30年か。原因は、歴
史を長期で見ないからでしょう。
◎見逃してはならないのは、金の需要に、今後5年続くとも見える
「構造変化」が、23年6月から起こっていることです。
需要の構造変化、つまり新興国の中央銀銀行による「ドル離れ=金買
いの増加」が金価格を上げ始めたのが2023年です。
【金証券の売買の動因】
2006年から2022年までの16年間の金価格は、「ドル実質金利の変化」
が原因の、西側の諸国からの売買の大きさで、決まっていました。
ところが2023年は、ドルの実質金利には無関係な「新興国の中央銀行
の金現物買い」がはいってきて上げたのです(2023年6月以降)。こ
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