インフレ率の解釈

インフレ率の解釈 おはようございます みなさんに少し驚く話をしましょう。日本国内でガソリン価格の高騰が話題になっていますが、実はガソリン価格は去年よりも安いのです。これを説明するのにはデータの関係上、ドル建てから話をしていきますが、ドル建て原油価格は去年よりも9/13引け時点で前年比1.72%高です。ところがドルは前年比で-4.40％安です。ドルの値下がり分を加味すると本当はドル建て原油価格は2.68%去年よりも安い、という事実があります。日本のガソリン価格は円が去年よりも3.64%安い訳です。ドル建ては原油価格が去年よりも2.68安く、さらに円が3.64％安い訳ですから、円安だと、国内価格は上昇します。この差、3.64-2.68＝0.76％は、国内のガソリン価格になります。円が安いことによって価格が上昇しているだけの話であり、ガソリン自体の価格というのは、本当は去年よりも安いのです。 ま、なかなか理解するのは難しいとは思いますが、物価自体はそれほど上昇をしていない訳であって、今回の物価上昇の背景というのは通貨の価値があまりにも下がりすぎているから、ということがわかる、と思います。つまり価格でみれば物価は上昇しているように感じるけれど、実際は下がっているの、ということです。じゃ、これを解決するのには、日本の場合、金利を上げて、緩和を縮小すれば物価は下がる訳です。円安も解消するのです。でも、なんだかんだ理由をつけて、財務省と日銀は金利を上げようともせず、緩和も縮小をもしようとしません。なぜ？　と、思いませんか？　そうしないと困る人がたくさんいるから、だとは思います。この困る人、というのは国民ですか？　私はそうではない、と思っています。一番、困るのは万年赤字の政府予算でしょ、と思います。なのに、危機感もちっともない内閣や国会議員は予算の拡大の話はいっぱいするのですが、縮小の話を一切、しない訳です。どうしようもない末期的症状だな、と思います。 ドリル優子、面白いネーミングと思いますが、おぞましい事件ですね。それで泣くって、芝居がかりすぎじゃないか、と思いますけどね。女だから鳴けば許されるとでも思っているのかね、と思います。まっすぐ正面をみて、謝罪する、それが政治家としての有り様のように思います。批判を浴びるのは当然ですし、女の武器という都合のよい材料を持ちだすのはなんか違うような気がします。どちらにしろ、謝罪はしたのですから、腑に落ちない部分がありますけど我慢して成り行きを見守るほかないでしょう、と思います。 ■ジャニーズの件について スポンサー企業がジャニーズには出資しない、と決めたのは当然のことだと思います。第三者委員会も認め、本人たちも認めたのですから、犯罪者にお金を出資するというのは道徳上に問題があると思います。消費者からそれを指摘されれば返す言葉もないでしょうし、何よりも株主代表訴訟のリスクがあります。今後、テレビ番組などにもジャニーズ拒否の流れが出てきて当然の帰結です。不思議に思うのはビックモーターの社員に罵声を浴びせる人が多数いらっしゃると思いますが、ジャニーズのタレントに罵声の声は少ない、と思います。彼らは被害者だ、とジャニーズにはいい、ビックモーターの社員は加害者だという。両者ともにハラスメントの被害者でもあり、加害者だと思います。 人としてはやってはいけないことを行い、それに加担するのはもってのほか、ですが、黙っていることも、なんだか違うことのように思います。タレントも補償に加わるべきではないか、とは思います。そして物故者となった方、創業者が雲隠れをしてのうのうと生活をしている、というのが一番、おかしい、ワケです。個人的にはこれだけの犯罪ですから廃業というのが真っ当な選択肢でだと思います。間違った方法で収入を得て、生活する、それは話が違うのではないか、と思います。どちらにしろ、両者ともに、廃業することになると思いますけど(笑)。 何が言いたいか、といえば、本質は何か、ということです。間違った方法で収入を得たことは間違いです。会社が存続すれば間違った方法から収入を得ていることになりますので、その収入を絶つ、ということが制裁の意味があるとは思います。ジャニーズが事業を存続する方法を選択するのは、あの熱狂をみれば手放したくない気落ちはわかりますが、それでは贖罪にもならないでしょう。本質は何なのかを考えた場合、両社ともに存続するのにはふさわしくない、とは思います。たぶん、そうなる、とは思っています。 ■インフレ率の本質は何か？ https://d3fy651gv2fhd3.cloudfront.net/charts/united-states-inflation-cpi.png?s=cpi+yoy&v=202309131243V20230410