1グラム1万円の金は買いか
先月末、金価格はついにグラム1万円を付けました。天秤の片方に金1グラムを乗せ、反対側に1万円札を乗せてバランスするようになったことになります。17世紀にオランダで新種のチューリップの球根1つで家が1軒買えた「チューリップ・バブル」を彷彿させます。グラム1万円の金は「バブル」の再来でしょうか。
「20年で金価格は6.5倍」
この20年でみると、日本の物価が安定を維持したのに対して金価格が大きく上昇しました。日本の消費者物価は2002年から22年までの20年で都合7%、年率0.3%の上昇にとどまっています。その一方で金価格は、20年前は1オンス400ドル、1グラム1500円だったのが、足元では1オンス1900ドル、1グラム1万円と大きく上昇しています。ドル価格では5.5倍、円価格では6.5倍となっています。
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