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「北朝鮮は国連決議に従うべきだ」と言っていたプーチン政権の豹変 過去の言動を検証する!

辺真一のマル秘レポート
\\\ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ///           辺 真一メールマガジン        マ┃ ル┃ 秘┃ レ┃ ポ┃ ―┃ ト┃         ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛              2023.09.15 Vol.345          [毎月5,15,25日発行+号外あり] /// ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ \\\  ロシアのプーチン大統領は4年半ぶりに訪露した北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記との首脳会談で北朝鮮の人工衛星開発への協力を表明し、北朝鮮もまた、ウクライナを侵攻をしているロシアに弾薬など在来式兵器の供与を約束したようだ。どちらも履行されれば、露朝共に国連安保理決議を違反することになる。  国連安保理が2006年7月にロシアも賛成して採択した非難決議「1695」では国連加盟国に対して「ミサイル並びにミサイルに関連する品目、資材、物品及び技術が北朝鮮のミサイル又は大量破壊兵器計画に対して移転されることを防止するよう」求めている。  また、3か月後の10月に北朝鮮史上初の核実験を非難するため採択された制裁決議「1718」では「あらゆる戦車、装甲戦闘車両、大口径火砲システム、戦闘用航空機、攻撃ヘリコプター、軍用艦艇、ミサイルもしくはミサイル・システム、もしくは、予備部品を含む関連物資の直接又は間接の供給、販売または移転を防止すること」を加盟国に求めている。  さらに北朝鮮の2度目の核実験を非難した制裁決議「1874年」(2009年6月採択)では武器の輸出を禁じており、7年後の2016年3月に直前の人工衛星の発射(2月7日)に抗議して採決された制裁決議「2270」では小型及び在来式も含むすべての武器の北朝鮮との取引が禁じられ、軍事交流も制裁の対象となった。  ロシア滞在中に金総書記はコムソセリスクナアムーレでスホイ(SU)戦闘機を製造しているガガーリン戦闘機工場を視察したほか、潜水艦と軍艦の生産工場などを見て回り、その後、ウラジオストクに移動し、太平洋艦隊司令部を訪れ、ショイグ国防相と会談すると伝えられているが、いずれも安保理決議違反である。

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