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【痛くない死に方 2023年第37号】ワクチン禍はバカ医者発見装置!? 医療教育大改革のための提言!

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2023/09/16
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2023年 37号 【長尾和宏の痛くない死に方】 長尾和宏です。今日は福島県いわき市で僕が原作の映画『痛くない死に方』の上映会でした。 そこにあわせてトークショーにお呼びいただきました。 いわき市は先日の台風で、豪雨被害に遭われている。今だライフラインが復旧しない地域も あると聞いた。そんななか、僕がのんきに話しても大丈夫? と思ったのだが、大勢の方が 集まり、話を一生懸命聞いてくださった。短い時間ではあったが、一生懸命お話をした。 感無量である。 久々の福島県での講演だった。いわき市は、東京からは新幹線ではく特急ひたち、に乗る。 茨城方面から福島県に入る。いわきの先は、広野、富岡、大野、双葉、浪江、原ノ町、 相馬、仙台……東日本大震災のときに被害の大きかった地名ばかりだ。 処理水をめぐって、世のメディアはトリチウムは安全だ、甘く見てはならない、陰謀だ、 中国の手先になるのか、などと穏やかではない。 ただ、そこに地元の人たちの困惑だとか、悲しみの報道がとても少ないのが残念だ。 ある保守系ジャーナリストは、中国に勝つために福島の魚を食べようという旨の意見広告 を出した。一見、地元の人たちに寄り添っているような広告にも思えるが、まったく寄り添 っていないんじゃないか。気持ちを考えていないんじゃないか。 我々は、世界の覇権をめぐって、自国の魚を食べるのか? それはなんか違うだろう。 この違和感、コロナワクチンと似ている。ワクチン接種が世界に後れをとっている! と 政治家たちが騒ぎだし、日本は(当初は躊躇していたはずなのに)結局大量のワクチン購入 を決めた。mRNAワクチンではない自国のワクチンを打っている中国のことを、 「あんなもん打っても効かないよ」と嘲笑していた専門家も当時いた。 しかし、ある知人の在日中国人女性は先日僕にこんなことを言った。 「中国人はほとんどコロナワクチン後遺症はないよ。mRNAをたくさん打たされた日本 がかわいそう」と言っている。現にその中国人女性も、ワクチン3回目接種後、ひどい 帯状疱疹と食欲不振に苦しみ、3か月ほど会社を休んでいた。 世界に負けないように。世界と肩を並べるために。 そこに、市民の生きる尊厳はあるのだろうか? もっと本質にかえってほしい。 今回は、日帰りのため福島の魚を食べられなかったけど、今度は、ちゃんと食べにきたい。 シルバーウイーク前に、東京駅は大混雑。喪服姿の人も多く見かけるが、お盆前だからか それとも……。 先週、僕の秘書から、「家族が急逝されたので2日ほど休みを取りたい」と連絡があった。 70代、孤独死だったという。以下は僕とその秘書との会話。 「長尾先生が数年前に書かれた『男の孤独死』を読んでいてよかったです。 孤独死は孤独ではない、死ぬときは誰でも一人ですものね。あれを読んでいなければ、 もっと動揺をしていたと思います」 「そうか。それは大変だったね。……ところで、どれくらいで発見されたの?」 「おかげさまで、二日と経っていなかったようです。ヤクルトレディさんが警察に通報して くれたのです」

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  • 本邦初!100パーセント「死」のことについて語るメルマガ。2000人以上を看取った医師であり、日本尊厳死協会副理事として、日々「死」と向き合う医師と一緒に、死に方について考えませんか? 家族の死と向き合わなければならない人、大切な人が死んで、喪失感から抜け出せない人、今、どうしようもなく「死にたい」人も……あなたのこころに届くメッセージが満載です。
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