国内の圧力に押される植田日銀

国内の圧力に押される植田日銀～今週の決定会合で緩和修正のヒント提示か 　金融界を支配する国際金融資本の圧力により金融政策を縛られる日銀に、このところ変化が見られます。国内物価高を受けて、政府からの圧力が強まり、日銀の姿勢が揺らぎつつあると言います。これまでかたくなに拒んできた金融緩和の修正にも、変化が見られます。何が起きているのか、政策修正がいつどのようになされるのか、検討してみます。 「板挟みに変化」 　今の日銀には相反する二つの力が働いていています。一つは国際金融資本による緩和持続圧力で、6月のポルトガルでのECBコンファレンスでも、特に欧州勢から「利上げはまかりならぬ」とくぎを刺されていたと言います。これは先の黒田日銀時代から言われていたことです。黒田総裁は国内の声には耳を貸さず、国際金融資本の意向を重視して政策運営してきました。