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第286回 ビットコインとエルサルバドルの動き、ホームレスに対処するAIとブロックチェーン その2

ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第286回 ビットコインとエルサルバドルの動き、ホームレスに対処するAIとブロックチェーン その2 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 今回もいつものように、ビットコインの相場に影響を与えた先週の動きを紹介する。ビットコインETFが「米証券取引委員会(SEC)」が認可する可能性が高まっている。また、ビットコインを法定通貨にしたエルサルバドルが注目されている。この状況もお伝えする。さらに、「ChatGPT4」による、10月のビットコインの相場予想も掲載する。最後にメインテーマとして、ホームレスに対処するAIとブロックチェーンのその2として、この分野ですでに稼働しているプロジェクトを複数紹介する。 ▼緩やかに上昇しているビットコイン 8月31日と9月11日に大きく下げたビットコインだが、9月14日から緩やかに上昇に転じた。だが、おおむね相場は低調である。過去5日間で1.33%しか上昇しておらず、現在は391万円前後で取引されている。 先週はビットコインの相場を大きく変化させるサプライズの出来事などはなかったが、次の6つの動きがビットコインの相場に影響を与えたとして注目されていた。概要だけを簡単に紹介する。 1) ビットコインETFの承認 重要な出来事の一つは、主要な規制機関によるビットコインETF(上場投資信託)の承認に向けての動きだった。この動きにより、ビットコインに対する機関投資家の関心と投資が高まり、価格が上昇した。 2) デリバティブ清算の動き だが、ビットコインの相場を押し下げる動きもあった。デリバティブ・トレーダーがオプションと先物契約で数億ドルの清算を開始したのである。このような清算は通常、資産価格の長期下落に伴って行われる。ビットコインや他のデジタル通貨の価格は9月に着実に下落していたため、この傾向はその週の暗号通貨で特に顕著だった。この一貫した下落により、大量の8月ビットコインオプション契約が利益を得ることなく期限切れとなる状況に陥った。これがビットコイン先物の清算を誘発し、暗号価格の下落圧力を強めるフィードバック・ループを生み出した。 3) ニュースの減少 6月に投資大手の「ブラックロック」がビットコインETFを申請したことが発表された後、暗号市場は盛況な夏を迎えるかと思われた。しかし、そうはならなかった。暗号通貨のニュースフローが減少したことで、取引量が減少し、価格は低調に推移した。 4) スペースXのビットコイン保有 ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、スペースX社の第1四半期決算に関する速報を発表した。イーロン・マスクによって設立された「スペースX」は、同四半期のビットコイン保有高を評価損として計上し、その後売却したことが報告された。これもビットコイン相場の下方圧力となった。

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  • ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
  • 昨年から今年にかけて仮想通貨の高騰に私たちは熱狂しました。しかしいま、各国の規制の強化が背景となり、仮想通貨の相場は下落しています。仮想通貨の将来性に否定的な意見が多くなっています。しかしいま、ブロックチェーンのテクノロジーを基礎にした第四次産業革命が起こりつつあります。こうした支店から仮想通貨を見ると、これから有望なコインが見えてきます。毎月、ブロックチェーンが適用される分野を毎回紹介します。
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