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ビジネス知識源プレミアム(水曜刊:660円/月:税込)Vol.1368
<Vol.1368号:正刊:デジタル通貨は多様になっていく本性がある>
2023年9月20日:通貨の大転換に向かっている世界シリーズ
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著者:システムズリサーチ:吉田繁治
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おはようございます。日中の暑さはありますが、ときおり秋の爽やかな風が混じります。小学の低学年のころ長崎の田舎に住んでいたとき、畑の向こう(右手の方向)に見える深緑の山が、赤や黄色に色づく秋が好きでした。学校への道で立ち止まって眺めていたことを覚えています。運動会があり、夏の太陽で育った秋の果物が豊富でした。
学校ではときどき、どこかの記憶はない、ゴッホが晩年に描いた「カラスが飛ぶ、黄金の麦畑」のような赤土の山道への遠足があり、岩に座ってクレパスでスケッチしていました。どんな色を使っても、紅葉した木の葉は描けなかった。何枚か画用紙に貼り付けていました。
秋になると、昨年と同じ景色になるのが不思議でした。自然は生命を変えて永劫(えいごう)回帰しています。ニーチェは、生命の永劫回帰がベースにある哲学でした。
人体の細胞にはオートファジー(細胞の自動再生)という機能が備わっているという。細胞内の老廃物や有害物質、正常な組織を回収・分解し、リサイクルして新しいものに作り変えている。
細胞が入れ替わる期間は、腸がもっとも短く数日、肌は1か月、血液は4か月、骨は5か月という。これが怪我をしたときの、完全な再生期間。自己再生の働きが衰えると、細胞の恒常性を保てなくなり、老化していく。オートファジーの働きがいつまでも続くなら、細胞は不死になる。
オートファジーの研究で、東工大の大隅良典教授は、ノーベル賞を得ています(2016年)。個人用の臓器を生成するiPS細胞もあるので、30年(学問の1世代)あとくらいには、200歳くらいまでの不死があるかもしれない。DNAは偉大です。
無限の組み合わせを計算できる量子コンピュータでの創薬も実現するからです。200歳まで生きることが、個人と社会にとっていいことかそうではないかは、別の領域の、社会の倫理の問題です。オートファジーの促進の研究がもっと進めば、人生観、歴史観は変わります。観は、近代哲学のカントの判断力の仏教での用語です。
https://www.titech.ac.jp/news/2016/036467
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今回のテーマは「多様になる通貨」です。2025年には、銀行券のデジタル通貨、または政府紙幣のデジタル通貨は、ほぼ決定していると言ってもいいので、いま、「通貨」について考えを深めておく必要があるでしょう。通貨、カレンシー、商品と逆方向に流れるもの。
通貨は、自然のものではない。社会の制度的なものです。社会は、共通の価値観、言語、文化の国民国家を単位にしています。世界は200か国ですが、それぞれが別の通貨をもっています。
ネットワークで結んだ銀行の店頭である外為市場で、各国の通貨が交換され、貿易、送金、海外投資(直接投資、証券の売買)ができます。世界通貨はない。ドルが代役です。
最初に、国際通貨ドルの今後を見ていきます。
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<Vol.1368号:正刊:デジタル通貨は多様になっていく>
2023年9月20日:有料版
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