(2018年1月3日第14号改訂)
こんばんは!
年金アドバイザーのhirokiです!
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1.受給開始年齢は2030年には完全に65歳になるけれど、それより早く貰う事もできる。
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年金の繰上げというのは実際の年金受給開始年齢より早く年金を貰う制度でありますが、よく言われるデメリットは一生減額された年金が支給されるという事です。
でも、結構利用している人はいるんですよ。
やはり、減額されても生活が苦しいから早めに年金もらいたいという方が多いのでしょう。
それと平成20年前後あたりから年金叩きがエスカレートして、その中で年金は早くもらったほうが得だ!みたいなトンデモ情報や書籍などが流行ったため、それに踊らされて年金の繰上げに走った人も多かったようです。
何もわからず(もちろん職員による注意説明は必ずされますが…)、とにかく早く受給させろー!ってなって後になって後悔された方もあの頃は多かったかもしれません。
時が経てば経つほどその意味を理解してくると、何であの時年金減額させちゃったんだろうと…
でも年金の繰上げは取り消しが不可だからですね。
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さて、厚生年金は平成13年(2001年)までは60歳から貰える事が普通でしたが、平成13年度からは60歳を超える年齢に徐々に引き上がり始め、2030年で完全に65歳に引き上がります。
年金の受給開始年齢を引き上げるなんてけしからん!!ってよく言われますが、昔の平均寿命や平均余命の時に作られた年金を当時のままの受給開始年齢にしておくという事自体無理があります。
昭和30年だったら平均寿命が男子63歳で女子は67歳くらいでしたが、昭和60年に女子の平均寿命はとうとう80歳になり、現在は男子は81歳(65歳の人の平均余命は84歳)で女子は87歳(平均余命は90歳)くらいまで延びました。
まだ寿命が短い時だったら60歳とか55歳支給開始年齢でも良かったんでしょうけど、今は受給開始年齢65歳でもちょっと早いくらいじゃないかって感じですよね。
でも、60歳になるとやはり誰もかれも働けるわけではないと思うのでどこまでも受給開始年齢を引き上げるというのは現実的ではありません。
しかしながら受給開始年齢を今の65歳から上に上げるっていうのは日本の年金においてはもう意味をなさなくなりました。
平成16年改正前の年金であればその受給開始年齢を上げる事で、年金財政を助けるという方法が一般的になされる事でありましたが、平成16年改正ではもうその方法は意味がなくなりました。
従来は現役世代の賃金に対しての年金が60%台を目指し、そのために徴収する保険料率を変えるという事をやっていました。
支給する年金がほぼ確定給付(給付がほぼ固定)のようなものだったので、図形で例えると受給する総面積が決まっています。
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