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辺 真一メールマガジン
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2023.09.25 Vol.346
[毎月5,15,25日発行+号外あり]
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金正恩(キム・ジョンウン)総書記の訪露帰国後に朝鮮中央テレビが放映した約1時間30分の「記録映画」を検証いてみた。
金正恩総書記はロシア訪問のため専用列車で2023年9月10日午後に平壌を出発し、18日に帰国した。ロシア滞在は5泊6日だった。従って、北朝鮮の公式発表では金総書記は「9月12日から17日にかけてロシアを訪問した」ことになっている。
出発当初は随行人の正確な数は明らかにされてなかった。しかし、帰国から2日後の20日に金総書記が訪露随行者全員と記念写真を撮ったことでその数が157人であることが判明した。随行者は父・金正日(キム・ジョンイル)前総書記の2001年7月の3週間にわたる初の訪露時の140人よりも17人も多かった。
記念写真をみると、1列目は軍・党幹部ら23人が金総書記を中心に勢揃いしていた。影の実力者である金総書記の実妹・金与正(キム・ヨジョン)党副部長は2列目の真ん中、兄の真後ろに立っていた。また、父親の時代からの執事(党書記室長)・金昌善(キム・チャンソン)国務委員会部長も1列目の右から4番目に立っていた。金昌善部長は2019年の米朝ハノイ会談に随行して以来、姿を消していたが、7月27日の「戦勝記念日」(朝鮮戦争休戦協定日)の行事から再び表舞台に復帰している。
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