FRBの軟着陸シナリオに2つの爆弾
20日に終わった米国FOMC(公開市場委員会)では、大方の予想通り、政策金利は据え置かれました。しかし、市場はFRBの経済金利見通しに注目しました。そこでは経済がおおむね長期のトレンド成長率を維持する中で、インフレ率が低下する「ソフトランディング」シナリオが描かれています。日銀の植田総裁も22日の総裁会見で米国経済について、このところソフトランディングの可能性が高まっている、と述べました。
しかし、市場はこれに対して金利高、株安で反応しました。ソフトランディングの中では利下げが遅れる点で金利が上がった面もありますが、景気が堅調な中でインフレの改善が続くソフトランディングに、やや不安を感じる向きも少なくないようです。実際、FRBのこのシナリオには2つの「爆弾」が潜んでいます。
「原油価格が下落から上昇に転じた」
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