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渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン
第4758号 令和5年9月24日(日)
発行部数 11,435 部
【トルコの金融政策をみてあらためて思う「信用の大切さ」
(第一生命経済研究所 2023.09.22)】
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【トルコの金融政策をみてあらためて思う「信用の大切さ」
(第一生命経済研究所 2023.09.22)】
トルコの金融政策をみてあらためて思う「信用の大切さ」
~エルドアン大統領の「変心」への疑念が中銀の本気度を上回るマイナス要因となる展開~
(第一生命経済研究所 2023.09.22)
⇒
https://www.dlri.co.jp/report/macro/280116.html
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【要旨ここから】
トルコでは、5月の大統領選後の内閣改造で財務相にシムシェキ氏、中銀総裁にエルカン氏と金融市場を意識した人事が実施された。
これは、エルドアン氏の下で経済学の定石に反する政策運営が採られ、インフレとリラ安が常態していることが影響している。
新体制の下では正統的な政策運営に舵を切る本気度を示すとともに、今月初めにはエルドアン大統領も利上げを容認する「変心」をみせる。
インフレが再燃するなかで中銀は21日の定例会合でも4会合連続の利上げを決定し、さらなる利上げに含みを持たせる。
こうした動きにも拘らずリラ相場は上値が重く、再安値を探る展開が続いており、エルドアン氏への疑念が払拭出来ていない様子がうかがえる。
政策運営に当たっては、何よりも「信用」が重要であることを示している。
【要旨ここまで】
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マーケット、また世論は特に「信用」で動いていると感じます。
一度その信用が裏切られると、
なかなか取り戻すことは難しく、
トルコのエルドアン大統領の金融政策に限らず、
今回の岸田政権の内閣改造にしても、
なかなか支持率が戻らないのは「信用」を取り戻すのが難しいというところにあるのかもしれません。
とはいえ、岸田政権がそこまで信用を失うほどの政策展開をしているかというと、
そこまでではないようにも思うのですが、
政治の世界もマーケットの世界も一度ついたイメージは、
なかなか払拭することは難しいということですね。
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