マーケットの主な判断は相対値
おはようございます
実は土曜日に夏の疲れがどっと出たので1日お休みにしたのです。本当に久しぶりでした。でも、慣れないことはするものではない、と痛感(笑)。いろいろ考えなくてはいけないことが山積しているのですが、考えたくないことをも思い出し、結局、お休みが台無しになってしまった、というお粗末ぶりです。仕事というのも毎日やるもんだね、と改めて思いました。さて、季節が本格的に変わり始めて、はやいものでもう年後半のラストの季節です。悔いのないようにがんばってまいりましょう。
■週末の復習
インフレ率と実際のインフレインデックスの違いについてはみなさん理解した、と思います。インフレ率というのは、前月や前年と比較をした相対値のことです。他方、インフレインデックスというのは実際の価格、絶対値のことを指します。この2つをグラフにするとインフレ率は低下しているのに対してインフレインデックスは上昇しています。同じ、統計なのに違う傾向が出てしまう、これいかに? ということです。
つまり数字というものには絶対値と相対値で、それを根本的に理解していない人たちが分析をすると摩訶不思議な分析になってしまう、ということです。これは、ずっと私が言い続けていることですね。
マーケットで大事なのは相対値で、ときどき絶対値に着目をする、という認識が大事だと思います。
たとえば金利は、今、世界中が高金利で、日本だけが低金利です。この高い金利、金利で景気が悪くなると叫ぶ人たちがたくさんいらっしゃる訳ですが、実はこれを相対値化をして金利の上昇率にすると、金利の上昇率は下がっているのです。
インフレ率が下がると景気がよくなるという一方、金利の実際金利、つまり名目金利が上昇をすると景気が悪くなる、と主張するのは基準があまりも曖昧ですし、基準が違うものを比較しても、出る答えはデタラメになるわけです。つまり金利の上昇率が低下をしたのであれば、景気は回復傾向にある、ということです。イコールの関係としては株価は上昇する、ということになります。これが基本の考え方だと、思います。
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