田村耕太郎の「シンガポール発 アジアを知れば未来が開ける!」Vol.443
本質的には圧倒的な最強国家アメリカ~一部だけを見て「アメリカは**」とかいうアホな主語でアメリカを語ってはいけない
「アメリカは**である」という議論は「群盲象をなでる」となりがちだ。アメリカは本当に多様。ダメなところも変化しているところも変わっていないところも多々ある。そして都市によってバラバラ。
日本にも地方によって特色があるが、広大な分権国家アメリカは本当にダイバース。同じカリフォルニアでもサンフランシスコとロサンゼルスとサンディエゴは全然違う。カリフォルニア州だけで面積は日本の1.1倍。GDPはアメリカ、中国、日本に次いで世界4位である。2022年にはついにドイツを上回り、このままいけば日本も抜かれる。
ちなみに人口は日本の3分の1程度である。一人当たりで日本のほぼ3倍豊かなのだ。
私はこの国はまさに「ゴッド・ブレス・アメリカ」、神に祝福された国だと思う。
・大西洋と太平洋という世界最大の海洋に守られている
・南北に陸続きの国々(カナダ、メキシコ)は自国よりはるかに小さく軍事力も弱く、それもあって友好的である
・日本の人口の3倍近い巨大国家なのに食糧もエネルギーも自給できる
・世界中の海洋に艦隊を派遣でき、世界中に800近い軍事基地を持つ
・世界トップの軍事力で、その次の9か国の軍事費を総計してもアメリカの軍事費に匹敵しない
・世界最大の経済と金融市場を持ち、世界最高の研究教育機関を多数保有
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