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◇◆GELマガ Vol.632◆◇
〜エル・ゴラッソ鹿島担当・田中滋のメールマガジン〜
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1.やることは変わらない
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/【プレビュー】J1第27節 鹿島対C大阪
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ルヴァンカップ準決勝第1戦の翌日ということもあり、先発出場組が見守るなか、
クラブハウス練習場では8対8のトレーニングが行われていた。ピッチには体調不
良で別メニューが続いていた樋口雄太やクォン・スンテの姿もあった。
4分/本を2本。如実な変化が見られたのは2本目だった。
柴崎岳が入った組が圧倒的にボールを支配していく。前線に立つブレッシング・
エレケがボールタッチの柔らかさを生かした突破から2つのゴールを決めただけ
でなく、同じチームに入った選手たちがそれぞれの個性を発揮していく。
1本目は互角の勝負を演じていたチームが、身振り手振りで指示を送る柴崎岳に
よってみるみるうちにバランスを整え、ゲームを圧倒的に支配する。その様は
まさに圧巻だった。
岩政大樹監督はアクションを起こすことを選手たちに求めている。ただ、まずは
アクションを起こすことが優先されていることで、ポジションバランスが崩れる
場面も頻発している。今後、つながりが十分に意識されるようになれば、そこも
整理されてくるのだろうが、現段階ではまだそこまでの段階にチームは至ってい
ない。
しかし、柴崎が入ることで選手たちの距離感は一気に整った。8対8を行ったのは
通常の半分の大きさだったが、柴崎を中心にそれぞれのポジションの選手がバラ
ンスよくポジションに立つため、それぞれにパスが入ったときには1対1を仕掛け
られる状況ができている。
その状況で、久々に生き生きしていたのが荒木遼太郎だ。
「1.5列目のあそこの間のところで顔を上げたタイミングで動いたら、すぐパス来
たんで、そこから自分の持ち味を出しやすかった感じですね」
4分という短い時間ながら、荒木があれだけボールを触り、あれだけ仕掛ける回数
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