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貞子第二メルマガ:スタグフレーション(不況の中の物価高)に陥る確率が高まっ た!!!

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2023/09/29
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パウエルFRBは9月19~20日のFOMCで政策金利を「より 高くより長く」維持すると表明しました。これは、言い換える と、「FRBは2024年以降も高めのインフレと闘ってゆく」 と、FRBが宣言したわけです。 「3~4%の高めのインフレ容認」時代の幕開けです。 それ以来、アメリカの長期金利(ドル国債10年物の利回り)の 上昇が止まりません。 9月27日には、4.67%を付けてきました。 アメリカの長期金利が4.6%台を突破したのは、実に16年ぶ り、2007年9月以来のことです。 ところが、兼ねてから予想(期待?)していたような「ドル・イ ンデックスでのドル安トレンド」が、なかなか始まりません。 このままでは、長期金利の上昇とドル高で、アメリカの企業業績 が悪化、内外の株式市場の調整は想定以上に大きくなってしまう ことでしょう。 悪いことは重なります。 8月下旬以降から、原油価格の上昇が続いています。 ロシア、サウジアラビアを筆頭としたOPECプラスが協調して 減産しているのです。 この夏からの原油価格の上昇は、明らかに供給不足によるもの。 かたや内外の株式市場は調整に入っています。ヘッジファンドな どの投機筋はこれといった優良な投機先を見いだせない中、「原 油市場という小さな市場」での原油価格の上昇に賭け始めまし た。 実際に、これと似たような事件は2008年夏場に起きていま す。当時も株式市場が軟調な中で、優良な投機対象を失った投機 筋の投機マネーが一部枝分かれして「原油市場」に怒涛のように 流入、原油価格を1バーレル150ドルまで急騰させています。 2008年夏、世界はスタグフレーション(不況の中の物価高) の恐怖に陥ったのでした。 巡り巡って15年後の2023年秋。 投機筋の暗躍で、この冬の原油価格が1バーレル100ドル、あ るいは1バーレル125ドルまで急騰しても不思議ではありませ ん。 原油価格の急騰は、アメリカのみならず先進各国のインフレを加 速させて、個人消費の冷え込みを招き、世界をスタグフレーショ ンの恐怖へと陥れるでしょう。  

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