中国減速の影響は様々
IMF提言無視の報い
日本輸出品は特許防衛
脚光浴びる日本の強み
中国経済の減速が、今や明白になってきた。この影響を最も強く受けているのは、ドイツと韓国である。輸出に影響を受けているからだ。日本は、対中輸出が減っているものの経済成長全体にとって「無傷」の状態である。日本・ドイツ・韓国の三カ国を総合的に比較すれば、日本の優位性が浮かび上がるのだ。日本が、これまで全く意識しなかった強みである。
日本が、「中国経済大減速」の影響でドイツや韓国と異なるのは、次のような構造による結果と言える。
1)輸出の対GDP依存度が低い。
2)対中輸出品目がドイツ・韓国と異なる。
3)民間消費の対GDP比がドイツ・韓国よりも高い。
これら3点の具体論については、後で取り上げたい。
中国減速の影響は様々
こういう構造的な日本の強さが、中国経済の逆風を跳ね返しているものと言えよう。中国は、日本経済のしなやかな強さに対して、「福島処理水放出反対」で騒ぎ立て一矢報いたいと考えたのかも知れない。中国の「戦狼外交」とは、こういう理不尽さを秘めているからだ。
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