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中国経済「黄昏」、日本への影響軽微 大揺れの韓国・ドイツと「ここが違う」

勝又壽良の経済時評
  • 2023/10/02
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中国減速の影響は様々 IMF提言無視の報い 日本輸出品は特許防衛 脚光浴びる日本の強み 中国経済の減速が、今や明白になってきた。この影響を最も強く受けているのは、ドイツと韓国である。輸出に影響を受けているからだ。日本は、対中輸出が減っているものの経済成長全体にとって「無傷」の状態である。日本・ドイツ・韓国の三カ国を総合的に比較すれば、日本の優位性が浮かび上がるのだ。日本が、これまで全く意識しなかった強みである。 日本が、「中国経済大減速」の影響でドイツや韓国と異なるのは、次のような構造による結果と言える。 1)輸出の対GDP依存度が低い。 2)対中輸出品目がドイツ・韓国と異なる。 3)民間消費の対GDP比がドイツ・韓国よりも高い。 これら3点の具体論については、後で取り上げたい。 中国減速の影響は様々 こういう構造的な日本の強さが、中国経済の逆風を跳ね返しているものと言えよう。中国は、日本経済のしなやかな強さに対して、「福島処理水放出反対」で騒ぎ立て一矢報いたいと考えたのかも知れない。中国の「戦狼外交」とは、こういう理不尽さを秘めているからだ。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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