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奇跡のみつお物語その72

「琉球スピリット」~みつおの世界~
【凍てつく夜】 「うゎ、寒〜」 みつおは言われた通りにエラのアパートの下で待っていた。 そこは店から歩いて行ける場所なのだが、近くにコンビニとかは無く、暗い住宅街だった。 店の片付けとかがあるので、すぐに戻ってくるはずはないのだが、はやる気持ちを抑えきれなくて早めにアパートに着いてしまったのだった。 「しまったな、どこかで時間潰してくればよかったな」 まぁ、仕方がないそのうち帰ってくるだろうと思ったのだが、なかなか帰ってこなかった。 それでも、クリスマスイブを一緒に過ごしたくて期待して待っていた。   1時間ほどして、ホステスがおしゃべりをしながら歩いてきた。 エラと他のホステスである。 「ミッチャン、なにしてるの?」 「はっ?エラがアパートで待っててと言ったから待ってたよ」 「え?そうだっけ?」 かなり酔っ払っているようだった。 「じゃ、一回上に上がってからまたくるから、ちょっと待っててネ」 「分かった」 きっと着替えてから来るのだろう。 それにしてもその夜は雪が降りそうなくらい寒かった。 東京とは違って山梨の冬は寒かった。 しかし… 待てど暮らせど、ぜんぜん降りてく様子はなかった。 凍えた手に息を吹きかけながら、さらに待つ事1時間 「アレ?コヤ?、こんなとこでなにしてるの?」 エラの仲のいいホステスの友達だった。

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  • 「弥勒の世界で生きませんか?」 叶えたいと思っている人は、叶わないと思っています。 叶うと思っている人は、叶えたいとは思いません。 なぜなら、叶えたいと思わなくても叶うからです。 これが、喜びの波動と共振共鳴する出来事が勝手に押し寄せてくる「押し寄せの法則」に基づいた「叶う世界」です。 そして、更にその延長線に弥勒の世界への扉が開かれます。 本メルマガでは、聖なる巡礼を終えた金城光夫が、弥勒の世界への道案内として自分の経験したことをシェアしていきます。 また、皆さんとの気軽な交流を行うためのライブや秘密の掲示板もご用意しています。 ※2021年11月より全面リニューアル
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