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渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン
第4765号 令和5年10月1日(日)
発行部数 11,434 部
【「地政学的要衝研究会 超大国アメリカの動揺と覚悟」】
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【「地政学的要衝研究会 超大国アメリカの動揺と覚悟」】
「地政学的要衝研究会 超大国アメリカの動揺と覚悟」
(PHP総研 2023/09/29)
⇒
https://thinktank.php.co.jp/voice/8122/
2020年代から2030年代にかけて、
国際関係は、米中関係を基軸として動いていくものと思われますが、
中国とロシアの接近は、国際情勢を一層不安定化させていき、
今後のわが国も大きな影響をうけざるを得ないでしょう。
以下、「決定的な10年」、すなわち「デンジャー・ゾーン」とのことです。
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【引用ここから】
『国家安全保障戦略』の発表に先立ち、ジェイク・サリバン米国家安全保障問題担当大統領補佐官は記者会見を行ない、
「今日、私たちの世界は再び変曲点を迎えている。私たちは、決定的な10年の始まりの時期にいる」と述べた。
そして、この間に中国との競争の条件が設定される、との認識を示した。
バイデン政権の高官たちが繰り返し指摘する「決定的な10年」とは何を意味しているのか。
1つのヒントは『デンジャー・ゾーン』という昨年米国で出版された本にあると考えられる(邦訳は『デンジャー・ゾーン 迫る中国との衝突』飛鳥新社)。
同書はハル・ブランズとマイケル・ベックリーという新進気鋭の2人の学者が書いた本だ。
本書は、中国が台頭するのではなく、すでにピークに達して衰退が始まっているとの前提を提示。
そのうえでかつての帝国、たとえば1930年代の大日本帝国や第一次世界大戦までのドイツ帝国、そして現在のロシアの事例を研究した結果、ピークを迎えた大国の「落ち始めの焦った期間」が危険になると指摘している。
ピークを超えた大国に共通の経済停滞や、中国が主張する”封じ込め”、
すなわち米国を中心とする戦略的包囲網によって習近平氏を中心とする指導層が「焦る」。
これにより対外行動が過激になることが予想され、この「焦った危険な期間」が2030年代のはじめまで続くことから、この期間を「デンジャー・ゾーン」と呼んだのである。
【引用ここまで】
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