週刊金融日記 第594号 某料理研究家やセクシーDJを甘く見ない方がいい、米国長期金利さらに上昇

// 週刊金融日記 // 2023年10月4日 第594号 // 某料理研究家やセクシーDJを甘く見ない方がいい // 16年ぶり最高の米国長期金利さらに上昇中 // 中秋節（Mid-Autumn Festival）で月餅（Mooncake）を食べ過ぎた // オープンAIが株売り出しを検討 // 他 　こんにちは。藤沢数希です。 　今週のグルメコーナーに書きましたが、中国は中秋節と国慶節があり８連休で、香港も４連休でした。香港でも国慶節のお祝いで、ビクトリアハーバーですごい花火をやるという話でしたので、香港に居て花火鑑賞でもよかったのですが、この花火を目当てに深センから香港に大量に観光客がやってくるということで、逆張りして、僕は香港から深センに行ってきました。 ★また深センに行ってきました。国境で無事にスポットビザが発行されました。 https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1708362125993972116 『週刊金融日記 第576号 AlipayHKをインストールして深センに行ったら新世界への扉が開いた』 　やはり深センは、お隣とはいえ、話す言葉も違いますし（香港は広東語で移民都市の深センは普通話です）、いろいろ文化も違って、完全に外国ですね。 　また、さまざまな学びがあったので、深セン旅行については、別の機会に書きたいと思います。 　今週はノーベル賞ウィークですが、生理学・医学賞は、やはりド本命のコロナワクチンにつながった、mRNAワクチンの重要な研究に対して与えられました。他のノーベル賞も楽しみですね。間違いなく、世界で最も権威のある賞ですね、ノーベル賞というのは。 ●ノーベル生理学・医学賞、新型ウイルスのｍRNAワクチンに貢献した２教授に https://www.bbc.com/japanese/66991255 　今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。 - オープンAIが株売り出しを検討しているそうです - 新NISAはSP500か世界株インデックスへのフルベットしか勝たんですか - ストナン即はセックストリガー効果が弱い気がします 　それでは今週もよろしくお願いします。 １．某料理研究家やセクシーDJを甘く見ない方がいい 　僕は特に趣味はないのですが（趣味はぜんぶ仕事になったように思う）、あえて言えば、グルメ（gourmet、最近はfoodieの方を使う）かなぁ、というのもありますし、なんと言っても、この週刊メルマガでは毎週レストラン紹介したり、グルメ関係のコラム書いているぐらいなんで、「食」というのはほぼ仕事みたいなものですね。 　筋トレやダイエットで、自炊についてもいろいろ書きました。 『週刊金融日記 第455号 コロナ禍を生き抜くための自炊戦略とダイエット＆筋トレ経過報告』 　そういうわけで、僕は料理系YouTuberは割とくわしいです。先日は、英語の勉強になるというので、英語でやってる料理系YouTuberをいろいろ紹介しました。 『週刊金融日記 第583号 食事についての英会話をマスターするたったひとつの冴えたやりかた』 　料理系YouTuberと言っても、自分で美味しい料理を作っている方と、美味しいお店をいろいろ食べ歩いて紹介している方で、ふたつのジャンルがあります。僕は両方見ています。 　本日、僕のＸを見ると、日本を代表するトップ料理系YouTuberのリュウジさんが、大炎上というか、すさまじい議論を巻き起こしておりました。 ===以下、Ｘの引用=== 今からめちゃくちゃ好感度下がる話するけど、友人と食事行こうとしたら「友達呼びますね！」って言われて、知らん女子が何人も来た。 普通にバーベキューしたんだけど何故か会計が全員男持ちで「…？」って思いつつ払ったんだけど、どうしても納得いかなくて 「なんで男ってだけで知らん女子の飯代払わなきゃいけないの？つかこいつら本当に友達か？」 って言ったら「有名人なのにケチすぎ、今の会話録音したからな、拡散してやる」って女子に言われた。 是非今からでも拡散してほしい、俺間違ってねえと思うから。 実はこの業界居ると男子が全奢りって場面はかなり多い。 俗に言う港区っぽい飲み会に多いけど俺は千葉の田舎者だからそういうの本当に苦手。 俺は自分が会いたくて呼んだなら出すけどさ。 ご飯会で当然のように男が出すっておかしい。 ケチな男ですみません。 ==================== リュウジ@料理のおにいさんバズレシピ -- https://twitter.com/ore825/status/1708334507991117877 　このポストですけど、この原稿を書いている時点ですでに8,800万回表示されています。僕もＸは仕事みたいなもんなので、いちおうプロなんですけど、おそらくこれは2023年の日本語圏で一番バズったポストになると思います。それほどすごい数字です。 　ソーシャルメディアでは定番の「おごりおごられ論争」という軸を固めながら、最近は調子に乗っていて叩かれがちなパパ活女子とか港区女子とかのキーワードを散りばめ、まったくマーケティングっぽくなく、私生活での一場面として描かれた、このポストに、僕は痛く感動しました。本当にすべてが計算されつくされているな、と。