2023年10月07日配信
第266回「見物の態度について考える」の巻
1.試合を見ながら呪う人
2.芋けんぴはダメヨ
3.鑑賞中に往生する
4.かんたんレシピ「蒸し鶏の海老にんにく焼」
1.試合を見ながら呪う人
どうでもいい話ですが、今さらながら白状するとワタクシ野球チーム、阪神タイガースのファンです。しかも甲子園に行ったことのない東京の阪神ファン。
今年、野球の試合観戦で神宮球場へ出かけたのはけっきょく2回だった。周りのファン仲間から「阪神の生き字引」として知られるKちゃんという女性にとってもらった座席で、なんと三塁ベースが正面に見える最前列。ブルペンキャッチャーが腰を下ろす場所まで数mというプラチナシートである。
観戦したのは2回とも総勢4名。おおぜいでワイワイ観戦するのも楽しいけれど僕にはこのくらいの人数が好ましい。試合の展開に一喜一憂しながらビールもあまり呑まず、眼の前に座るブルペン・キャッチャーの小宮山慎二の後ろ姿を見ながらKちゃんと
P「おー横浜隼人高校出身のねぇ……」
K「城島の故障でスタメンマスクをかぶった年もありましたねー」
なんて話をボンヤリしながらの生観戦は野球ファンにとって何ものにも代えがたい。至福である。僕はヤジを飛ばしたり選手を面罵したりすることなどとてもできないタイプのファンなのだ。
<以下本文につづく>
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