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公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」
―それってアドラー的にどうなのよ―
Vol.057/第57号
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:: 目次 ::
1.それってアドラー的にどうなのよ 「日本の車窓から」
2.ちょっと御相談がありまして 「おせっかいな人を遠ざけたい」
3.勇気とかライフスタイルとか ―アドラー心理学のお言葉たち―
「人間の発達における基本的な事実は、精神は動的なものであり、目的を目指し努力する、ということです」
4.ナガトウカオルの出張ごはん 秋田駅「我楽」
5.こんなことやってます 出演情報・著書のお知らせ
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(中略)
3.勇気とかライフスタイルとか
―アドラー心理学のお言葉たち―
「人間の発達における基本的な事実は、精神は動的なものであり、目的を目指し努力する、ということです」(『子供の教育』A・アドラー著 一光社 p10)
アドラーという人は、さまざまな本の中で「人は目的をもって、それを目指して動いている」的なことを表現しています。
私もアドラー心理学を学び始めてから「ああ、そうなんだ」と思い、意識し始めたのですが、学ぶ前の何十年間かも無意識にそうしていたのか、というのが不思議でならない。
例えば子どもの頃。
たぶん傍から見れば、割と「よい子」だったと思うのですが、よい子になろうという目的を持っていたわけではなく、上のきょうだいが怒られているのを見て、うまく立ち回っていただけだったし(叱られたくない、という目的の達成?)、そうしていた方が何かといろいろ良いことが起こることを経験値で知っていたからだと思うのです。
そして中学・高校時代。 (どうしていたかというと、続きは本文で!)
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