ヒント:AmazonのFireTVが関係しています。
Amazonといえば世界最大級のECサービスを展開する企業ですが、実は「Amazon広告(Amazon Ads)」をはじめとした広告事業も展開しており、この広告事業の売上は2021年頃から前年同期比成長率で二桁成長を続けるなど、非常に好調に推移しています。
Amazon広告とは、世界最大級のECサービスであるAmazonに出稿する広告です。具体的にはAmazonに掲載している自社商品をユーザーに発見・購入してもらう目的で使用され、購入意欲の高いユーザーにリーチできるという特徴があります。
一般的に、売上規模の拡大に反比例して売上成長率は低減する傾向にありますが、Amazonの広告事業を詳しく見ていくと、今後も成長を続ける可能性が高いことが分かりました。
この記事では、これまで好調に推移していたAmazonの広告事業が、さらに成長を続けると予想できる理由について解説しています。
注: この記事では、$1 = 100円(1ドル = 100円)として、日本円表記を併せて記載しています。
Amazonの広告売上は二桁成長を継続中
まず、Amazonの四半期広告売上を見ると、2023年4-6月は$10.68B(約1兆680億円)、YoY+22.0%で、多少の季節性はありますが右肩上がりに成長しています。
また、前年同期比成長率(上図黄色折れ線グラフ)は概ねYoY+20%〜25%で推移しています。売上規模は四半期で$10B(約1兆円)を超える規模であることを踏まえると、驚異的な成長率といえるでしょう。
Meta、Alphabetと比較するとその差歴然
以下は、Amazonと同じGAFAMの中で広告事業を展開しているMetaとAlphabetとの売上成長率比較です。
上図を見ると、Amazonの広告事業の売上規模はまだMetaやAlphabetと比較して1/6〜1/3ほどの規模ですが、売上成長率を見るとAmazonが圧倒的に高いことが分かります。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)