それにしても本当に、たまに思うんですが、自分以外の人と話すと「なんて
意識が明瞭なんだ! そしてちゃんとした記憶を持ち合わせているんだ!」
と驚愕し続けて今日に至るということは、自分の「明滅・ボンヤリ感」はや
っぱり事実なんじゃないかということです。もちろん、それ自体ぼくの錯覚
に過ぎず、本当はみんなボンヤリの明滅の只中にいるという可能性もあるん
ですが、あんまり人に「明瞭な意識をお持ちのようですが、本当は頭の中で
はボンヤリが明滅してるんじゃないですか?」などと訊ねるわけにもいかな
いし、そう訊ねられて「あっ! よくご存知で! そうです私は見事にボン
ヤリ星人でして」と答えてくれる人もいない気がするので、実際のところは
分かりません。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)