メールマガジン・まぐまぐ164号 ~スペースと問題行動~
やっと涼しくなりました。あっという間にまたメルマガ今月号の締め切り・・・。
早速先月のアカデミーで最初にお見せした動画を数本、分析解説して
後程、本号のタイトルについて書いていきます。
まず、毎回言っていることなんですが、皆さん「リーダーシップ」を大きく勘違いされています。
中には「犬」に「リーダーシップ」は必要ない!と言い切るトレーナーさんもいるようで、無責任極まりないと思っております。
私は長年、犬の保護をやってきました。
人間の身勝手で犬を飼い、理想と違って犬の問題行動に直面すると、これまた人間の身勝手で犬を捨てる。
長いことロスで保護活動やボランティアをやってきて、犬を捨てる人間が憎くてたまらない日々を送りました。
保健所にいる、シェルターにいる「飼育放棄」された犬たちは、「犬を好きで飼っていた人」から捨てられるのです。
迷い犬、放浪犬も然り、飼い主から大事にされなかった結果です。
もっと言えば、熊やイノシシなどが出没する地域で、庭に犬を繋いで飼っている方も未だにいる日本。
害獣にとって、外に繋がれている犬、それは「生贄」に過ぎないのではないでしょうか?
同じ日本でも、各国で文化力に格差があるのはわかりますが、トレーニングに置いても「飼い方」に置いても、
日本は動物後進国です。海外を見なければ、そこに気付くことはないでしょう。
リーダーシップ論を否定する方、犬の命をどのようにして守れるのでしょうか?
犬や子供を安全に「導く」立場の人は、必ず必要です。
カウンセリングやアカデミーの後、クライアントさんにレビューを頂きますが
その中でも最も嬉しかったものがあります。
~クライアントさんからのレビュ~
まったく個人的な意見ですが、ますみさんは、ご本人も言うようにドッグトレーナーでもなく、問題行動解決の人でもないんですね。 私は思うに、「犬をレスキューする人」だと思うんです。 そのために、飼い主さんを再教育して、「自分の犬を手放せさせない。愛情を持ってもらう」ことを目的としてるんじゃないかなぁ、と思いますね。 手に余る犬を手放せさせないって、ホントにしんどい。犬のストレスも減らしてやりたい。 この二つがなんとかなれば、犬も人も救われる。その視点がますみさんだと思います。
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↑まさにその通りでございます。
飼い犬に困っているということは、犬も困っているのです。
私は常に「飼い主の向こう側にいる飼い犬」を見ています。
犬を理解せず、手に余る問題があれば犬を手放す。
手放さないにしても、犬との生活が苦やストレスになっている場合、
犬も人も「楽」ではないということです。
今保健所にいる犬たちは、実は「犬好き」が犯している罪なのです。
犬を嫌いな人は、犬を飼いませんからね。
だから私は、犬に困っている人に「犬をもっと大事にしてもらうため」に、
犬の短い寿命を「楽しく」(楽・らく)に犬と過ごして欲しいというだけが目的で、セッションやカウンセリングを行っているのです。
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