いつものように、市況を展望します。
(執筆日時:10月16日 3時)
[1] 過去1ヵ月間の日経平均株価の推移
まず、9月15日から10月13日までの
1ヵ月間の日経平均株価の推移を辿って
みます。
9月15日に付いた「33,634円」が直近の
高値になり、10月4日に向けて下落し、
「30,487円」の安値を付けました。
そして反発して、10月13日には「32,533円」
まで戻っています。
8月14日配信のこのメルマガで、
「当面の下値は30,000円前後ではないか。」
と予想しました。結果的には「30,000円の
少し手前」で底打ちしたというわけです。
[2] 日経平均株価の行方
今年5月以降の日経平均株価の日足
チャートを見てみますと、次の2つの
特徴が見てとれます。
<1> 「33,600円台~33,700円台」で頭打ち
になっている。
<2> 6月19日に「33,772円」の高値を
付けてからは、下値を徐々に切り
下げてきたが、上値はあまり切り
下がっていないので、右肩下がり
のボックス圏推移とは言えない。
このような形状になるのは、かなり
珍しいので、予測がしにくいのですが、
・日本経済がインフレの真っ只中である
こと
・10月4日の市場のムードがかなり冷えて
いたこと
・10月4日からの戻りが急速であったこと
を考慮に入れますと、10月4日の安値を
大きく下回る下落はもうないか、あっても
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