戦火拡大とインフレ継続

【 2023年10月16日 】第567号 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃午堂登紀雄の「フリーキャピタリスト入門　　　　　　　　　　　　　 　　　 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ※このメルマガのバックナンバーは全てこちらでご覧いただけます。 http://www.mag2.com/archives/0001370991/ これまでの号を読んでみたいという方はこちらで購入できます。 ■先週の活動と振り返り 妻の入院・出産でバタバタしておりニュース等を見ていなかったのですが、中東情勢が 大きく変化しようとしています。 パレスチナ自治区のガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスがイスラエルを襲 撃し、イスラエルを攻撃して250人以上を殺害し多数の捕虜を拘束したそうです。 殺害・拉致された人の中には外国人観光客などもいたとか。 これに激怒したイスラエルは軍を集結させ、ガザ地区への地上作戦を行う準備をしてい るという報道が出ています。 イスラエルには世界的にも精鋭とされる諜報機関「モサド」が有名ですが、その諜報網 をかいくぐりここまで大規模な襲撃を仕掛けたということは、相当周到な準備をしてい たのでしょう。 そして食糧や電気等のインフラをストップし、ハマスを殲滅するつもりとのことで、ど うやらイスラエルも本気らしい。 ハマスはパレスチナに空爆するなら捕虜を殺害すると言っているようですが、イスラエ ルは問答無用で報復攻撃するのではという印象です。 しかしこれによって民間人に犠牲者が出ると、その遺族が反イスラエル感情にまみれ、 再びまた第二第三のハマスとなって武装蜂起し、イスラエルに牙をむくようになる。 これでは憎しみの連鎖が止まらない。 それはともかく、この紛争はいくつかの懸念があります。 ハマスの武器弾薬はイランが提供するなどイランが支援していますが、イランとイスラ エルは敵対関係です。 また、イランが関係改善に取り組んでいるサウジアラビアがイスラエルと接近しつつあ ることに、イランは警戒している。 イスラエルの反撃が激化してハマスがイランに救援を求め、もしイランが何らかの形で 介入すれば、中東を巻き込む騒乱になる可能性があります。 下手をすると第四次中東戦争？ すると原油価格が高騰し、原油の輸入の多くを中東に依存している日本にとっては、エ