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中東情勢はあまり関係がない、と思う

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2023/10/17
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中東情勢はあまり関係がない、と思う おはようございます。 レインボーブリッジ、封鎖できません、とさけんだのは織田裕二。ハマスとイスラエルが封鎖できない、とシャウトしているのはアメリカ(壮大な妄想中、(笑))。ちっとも面白くもないフレーズが頭の中を逡巡している角野。単なるおバカさんです(笑)。しかし、この映画は何年前のものだ? とふと思ってしまいます。ジジィ街道を爆走していることは間違いがないのであろう、と思います。少しは新しいことに触れなければいけないな、とは思います。でもさ、流行りのアニメ、映画、ドラマをみていてもちっとも面白くない、と感じるのは年齢の所為なのか、それとも私の感覚がくるっているのかがよくわからん・・・。 ■ウクライナ侵攻の結果、株価はどうなったかを見てみると・・・ https://pbs.twimg.com/media/F8l7wXfbYAAeB-y?format=png&name=small ウクライナ侵攻が始まったのは2/24です。チャートの左端の2022が始まった直後の凹んだあたりです。その後、大きく下がっていくわけですが、この「下げ」はウクライナ侵攻ですか? ということです。 結論から先にいえば、違うでしょ、アメリカが2022年、去年、政策金利を4.5bptも上昇させたから下がったのであり、ウクライナ侵攻の影響などほとんどないのです。 きのうは、ニュースを車の中で聞いていると、中東情勢の煽りをうけて日経が下がった、と連呼をしていらっしゃる・・・。私からすれば、きのうのメルマガにはシカゴは東京の引けより450円ほど安いと書いたように、中東情勢など関係なく500円ほど下がる予定だったのですが・・・。原油価格も記したように、そもそも安すぎるのだから買って放置しておけば高くなるよ、ということで週末5%の急騰はイスラエル醸成とのこと(笑)。もちろん、幾分かの影響があるでしょうが、安すぎるのだから、それを理解している人たちは、喜んで買うだけ。ゴールドは金利安、ドル安に素直に反応しているだけ、と言う話です。 つまりイスラエル情勢などほとんど関係なく、株価などが下がっただけの話ですが、ハチの巣をつついたような大騒ぎになっているのに、同行者とほくそ笑んでいただけの話です。ただ、車の中でしたので、もっと日経を買っておけば、と思っただけの話です。日経もきのう記したように買いポジを増やす、と言明した通りです。 予想外だったのは円相場で、IMFのアジア太平洋局長や神田財務官の発言があったのですが、円安警戒発言。この発言で気になるのは神田財務官が「キャピタルフライト」を公式に認めたことです。キャピタルフライト、つまり日本で資本逃避が起こっている、ということはデータでは確認できましたが、官僚が公式に認めるのは初めてのことです。これをどういう風に捉えるかは人それぞれの問題だと思います。円安は米金利高騰によって起こった、ということであれば、それほど心配することもないでしょう。なぜなら、おそらく米金利の高騰は止まった、とみるべきだからです。しかし、一方で米銀の主要銀行の決算内容をみてみるとトレーディングの損失などが経営に影響している、とは到底思えない、決算であり、顧客のトレードか、借金にまつわるヘッジを行った結果なのかな、と思ったりもします。 資本逃避というのは由々しき問題であり、これを官僚が公式に言及をする、ということはその対策が終わったから言及するのか、それとも、由々しき本当の問題なのかは、時間の経過をみればはっきりしてくるのであろう、と思います。 ともかく、この記述をみれば中東問題は、マーケットには関係があまりないのに、大騒ぎしているね、ということです。 去年のウクライナ侵攻と同じであれば、アメリカの利上げのリスクを考えるべきですが、FRBの高官は軒並み、長期間にわたる高金利になる、と言及するのみです。金利の高騰のリスクがないのであれば、ま、そんなもんだろうね、とは思います。 ■問題はユーロ

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