イスラエル戦争の特異性
パレスチナの武装勢力ハマスが突然イスラエルを攻撃に出てから10日が経ちました。イスラエルはハマス撃退の名目でガザへの地上戦に出ることを決め、その後も空爆を続けていて、両者、特にパレスチナの犠牲者は一段と増えてしまいました。この戦争には、不可解な点が多々見られます。突然のハマスの攻撃に驚きましたが、何やら裏の裏がありそうで、特異な戦争の色合いが強くなりました。
「ハマスらしくない計画的な侵攻」
まずハマスの戦法が、陸海空からの同時侵攻という、これまでにない計画的で組織的な攻撃となった点です。パレスチナの地をイスラエルに占拠され、隅に追いやられたパレスチナは、長年の恨みを一部の武装勢力ハマスがこれまで何度もイスラエルへの「反抗」という形で示してきましたが、ここまで計画的で大規模なものはありませんでした。いわば「決死の戦い」を仕掛けました。
ロケット弾を一気に5000発も撃ち込む集中攻撃を起点に、海からはボートで、空からはロケット弾に加えてパラグライダーで壁を超え、さらに壁を同時に複数個所破壊し、短時間に銃撃、人質確保と動き、その残虐さはISを彷彿させるものでした。ハマスに協力し、知恵を授けた勢力がいるとみられます。メディアはイランの関与を疑っていますが、イランではなさそうです。
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