台湾では、今からわずか3か月後の2024年1月には大統領選
挙があります。これはとてもとても重要なことです。
この台湾の大統領選挙で「親中国」派の大統領が新しく選出され
れば、中国はかつての香港のように軍事力を使わないで台湾を占
領することに成功するでしょう。
しかしながら、来年1月の選挙で、台湾で反中国の親米政権が維
持されれば、おそらく遅かれ早かれ中国は軍事力を行使して台湾
侵攻へと動き始めることでしょう。
台湾と中国の戦争では、おそらくアメリカと日本が支援するでし
ょう。その日本にとっては、ロシアを後ろ盾に持つ北朝鮮の核ミ
サイルががぜん脅威となる瞬間です。
欧州ではウクライナとロシアの戦争が長期化しています。イスラ
エルとハマスとの間の戦争が始まってからは、アメリカは外交的
にも軍事的にも財政的にも「てんてこ舞い」に陥ってしまってい
るので、今のロシアはウクライナ戦で有利に戦えるようになって
います。
かたや、中東のイスラエルとハマスとの間での戦争。
これはアメリカとイランの代理戦争です。
目下のところ、アメリカンのバイデン大統領はハマス・イスラエ
ル戦争がこれ以上他地域に拡大しないように、最大限の用心(我
慢)しています。
しかしながら、この中東の戦争も長引くことでしょう。
近い将来中国の台湾進攻が始まれば、「てんてこ舞い」に陥ったア
メリカをあざ笑うかのように、イランがイスラエルを攻撃し始め
るかもしれません。
アメリカ・イスラエルの我慢も限界を超えれば、中長期的には中
東大戦争が始まってしまい、原油価格もウナギ登りに上昇し始め
るでしょう。
こういった「ロシアーシリアー中国(プラス北朝鮮)」の「三国同
盟」は、欧州ではウクライナ戦争、中東ではイスラエルとハマスの
戦争、東アジアでは近い将来の台湾・中国の戦争を同時多発的に
巻き起こして、アメリカを「てんてこ舞い」に陥らせて、自分たち
の戦争をすこぶる有利に運ぶことが狙いなのです。
彼ら三国同盟には「アメリカを筆頭とする自由主義陣営との戦い
をすこぶる有利に運ぶ」といった遠大な戦略が赤裸々に働いてい
るのです。
10月7日は、第三次世界大戦ががぜん現実味を帯びた瞬間です。
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